先日、早めに帰宅すると自宅前に見知らぬ車が停まっていました。近づいてよく見ると、親が購入したティーダラティオでした。先月(2004年11月13日)に契約し、12月13日に納車されたそうです。ちょうど1ヶ月待ったということになります。たまたま遊びに来ていたのでした。

夜ではありましたが、せっかくなので試乗させてもらいました。

カギを受け取り車に近づくと「あれ、全長が短いな」というのが第一印象でした。実際には以前乗っていたことのあるトラッドサニーよりも20cm近く全長が長いにもかかわらず、トラッドサニーよりも短く感じました。

おそらく、全長だけでなく全高もサニーより20cmくらい高くなっているのと、サニーのようにボンネットとトランクがまっすぐ伸びていないために、そう見えるのだと思います。伸びた全長以上の長さが室内長に費やされたわけですから、なるほど、室内は快適なわけです。

運転席に乗り込むと新車の臭いがしました。個人的には小さい頃の車酔いを思い出すのであまり好きな臭いではありません。でも、まあ、これが無いと新車って感じがしないかもしれませんね。

人の車で、初めて乗る車でもあるので、一つ一つ確認しながらエンジンをかけます。夜なのでライトをつけます。すると、右手で方向指示レバーを1段回しただけで前照灯が点灯しました。普通、1段回すと車幅灯がついて、さらに1段回すと前照灯ですよね。まあ、前照灯が点いたのでよしとしました。後で説明書を読むと、この1段回した状態は自動点灯とのことでした。つまり、少し暗くなってくると車幅灯がついて、さらに暗くなると前照灯がつく仕組みです。もちろん、手動操作も可能です。

さあ、出発します。実はCVTの車に乗るのは初めてです。日産がマーチにCVTを採用してから10年ちょっと、乗ってみたいとは思っていましたが、試すチャンスがありませんでした。これまで、私の中のCVTのイメージはスクーターでした。エンジンはある程度の回転数を維持していないといけないという先入観がありました。ところが、これは大きなまちがいでした。

正直言うと、アクセルを踏んで少し走ったところでこの車がCVTだということに気がついたのでした。普段ATに乗っていると、無意識にアクセルワークでギアの切り替わりを予測しながら走ります。このときもそれをしていたのですが、ギアの変速ショックがないことに気づいてCVTであることを思い出した次第です(アクセルを踏んでスタートすると最初に1回だけ意識しないとわからない程度の変速ショックみたいなものを感じましたが、あれは気のせい?)。

予想以上にトルクを感じさせる加速でした。アクセルを踏めば加速し、離せば減速という、とても自然な感じに感心しました。CVTはエンジンブレーキが効かないというイメージもあったのですが、アクセルを離すと良い具合にブレーキがかかりました(平地です)。

日産の1.5リッターのエンジンはE型、GA型と乗ったことがありますが、今回のHR型はやっぱり進化していますね。トルクの向上はCVTと相性が良いのかもしれませんし、静粛性も改善されているような気がします(素人なのでかなり主観的ですが)。

昔乗っていたサニーやルキノHBは、タイヤに175/70R13や155SR13を使用していましたが、このラティオでは185/65R15が採用されています。そのためか、曲がり角でもすっと向きを変えてくれた気がしました。

5分程度の街乗りレベルの試乗の感想としては、思い通りに加減速し、思い通りに曲がるという点では、申し分のない気がしました。同乗者は私のほかに子供一人でしたので、これが大人4人乗車だったらどんな動きをするのかは興味深いところではあります。

今回は夜だったので写真は撮れませんでしたが、今度、時間を見て写真を交えて内外装の印象について書いてみたいと思います。

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