昨年(2004年)の夏、大手電話会社である日本テレコムKDDIが相次いで直収型固定電話サービスを発表しました。それぞれ「おとくライン」と「メタルプラス」です。このとたん、NTTの基本料金値下げが発表されました。今まで電話の基本料金が下がるなんて想像もできませんでしたが、この1月から下がっちゃうんです。やっぱり競争っていいですね。

我が家の場合、3級局なので50円の値下げに、@ビリングの100円値下げで150円の値下げではありますが、値段が下がるのはうれしいものです。

実は今回の値下げで基本料金以上にインパクトが大きいのはプッシュ回線利用料の廃止ではないでしょうか。これまで、プッシュ回線を使用するだけで月額390円上乗せされていましたが、これがなくなります(正確に言うと3級局の場合に、ダイヤル回線とプッシュ回線の基本料金が同じになります)。

NTTさんの設備的にはプッシュ回線よりもダイヤル回線をサポートし続ける方にこそコストがかかっているであろうにもかかわらず、プッシュ回線にすると料金がかかる不条理に納得できずに我が家ではずっとダイヤル回線を死守してきました。プッシュ回線に変更したいんだけれど不条理と闘うために我慢してきたこのつらい生活ともオサラバできるのです。

ただ一つだけ問題があります。ダイヤル回線からプッシュ回線に変更すると工事費と称して2,000円取られるのです(もちろん逆も同じ)。実際に配線工事を行うならばまだしも、おそらく局内で何か設定を変えるだけで2,000円です。今どき料金プラン変更だけで手数料を取る会社も少ないように思いますが、こればっかりは負けてもらえないので仕方ありません。

プッシュ回線への変更はネット経由で行いました。NTT東日本のバーチャルショップです。便利になりましたね。昔、日本電信電話公社に連絡するとしたら平日の営業時間内だけしかチャンスがありませんでしたからね・・・。工事希望日はすぐを希望しましたが、本当にできるのか、こればかりはNTTさんから連絡があるまでわかりません。ともかく、これで工事予約が終了しました。あとは工事日に我が家の電話の設定をパルスからトーンに変更するだけです。

バーチャルショップをフラフラしていたらおもしろい機能を見つけました。以下の2つです。

「ナンバーお知らせ136」は最後にかかってきた電話の番号を教えてくれるというサービスです。自宅に帰ってきたら電話が鳴っていたんだけど取ろうとしたら切れてしまったなんて時に誰からだったのだろうって気になりますよね。そんな時に136とダイヤルして1を押すと教えてくれるそうです。アメリカの*69ですね。便利な機能だと思いますが、我が家の場合IP電話でも同じ電話機が鳴るので、IP経由でかかってきた電話の場合は使用できません。

「空いたらお知らせ159」は相手がお話中でなかなか電話に出ない時に、ダイヤル159して1を押しておくと相手の電話が終わったことを教えてくれるサービスだそうです。こちらもIP電話を使っていなければ便利なサービスだと思います。

うれしいことにこれらのサービスを使用するのに事前申し込みは必要ありません。1回30円、使っただけ課金される仕組みです。もっと宣伝すれば使う人はいると思うのですが・・・。

私の場合、このバーチャルショップにアクセスして初めてこのサービスの存在を知ったのですが、NTTはこれについて何か宣伝を行ったことがあるのでしょうか・・・。もしかすると料金明細送付時にパンフレットを入れてきたとかあるのかもしれませんが、@ビリングを使用している我が家では既に2年もの間、料金明細を受け取っていないのでした・・・。月に1度以下のようなメールが来るだけです。

日ごろ、NTT東日本をご利用いただきましてありがとうございます。
お客さま番号(0424)xx-xxxxのご利用料金1,837円(平成16年12月分)を
平成17年 1月11日にご指定の口座より振替させていただきます。

時々、バーチャルショップでも覗かないとお得な情報を見落としてしまうかもしれませんね。





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