アメリカでの家物色中

日本の場合、既に空き部屋になっている物件でなければ内見するのは難しいようですが(売却の場合はそうでもないのかな)、「家売ります」で触れたように、アメリカでは居住者がいても内見できるのはもちろん、居住者が留守中でも不動産屋が勝手に中に入れる仕組みができています。私の体験談だけなのではたしてこれが一般的なのかどうかもわかりませんが、不動産屋さんだけが開けられるキーボックスはなかなか考えられていると思います。

留守中に自分の家に勝手に上がりこまれる不快感は鮮明に記憶しています。特に我が家は日本の家らしく土禁にしていたので、土足のままでズタズタと入ってこられることには抵抗がありました。お願いすると脱いでくれるので問題はないのですが、多分、留守中は脱いでくれていなかったでしょう。一応、「靴をぬいでください」とメモは残しておいたのですけど。中には持参したビニール袋を靴の上からすっぽり被せて入ってきた不動産屋さんもいました。その後、何かで「ベッドに入る時しか靴を脱がない文化の人は人前で靴を脱ぐことにひどく抵抗を感じる」という話を読んだのですが、もしかしたら「靴を脱いでください」というお願いは人によっては嫌なお願いだったのかもしれません。

先日、昔の写真を漁っていたら出てきたのが冒頭の写真です。渡米して不動産屋の方に物件を案内してもらった時の一枚です。思い起こせば私も留守中の家に何軒か入れてもらいました。写真の中の不動産屋さんは例のキーボックスにキーを閉まっているところです。

留守中に不動産屋が入り込む可能性のある家はどこも綺麗に片付けられてはいましたが、あちこちに生活臭さは漂っていました。内見時には新婚夫婦が住んでいるという部屋に入った時は、なんとなく罪悪感さえ感じたのでした。

プライバシーとかセキュリティについては日本よりかなりうるさく言われているアメリカで、この仕組みはおもしろいなあと改めて感じるのでした。




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