ケナフのタネ

近くのホームセンター(ケーヨーデイツー所沢中富店)でケナフの種 を買いました。実はケナフの種なんて売っていないと思っていたのですが、サタカのタネがEarthAid(環境保全植物)ケナフとして販売していました。手に入れるのにもっと苦労するかと思っていたら思いのほか簡単でした。

ケナフを始めて知ったのはあるオフィスの紙コップ飲み物自動販売機でした。ナショナルベンディング(NVC)という会社が設置している自動販売機で、出てくる紙コップには"NO WOOD FIBER"と書かれていました。そしてその下には説明として「非木材紙とは、原料に非木材植物繊維を利用した世界的に注目を集めているエコロジー製品です」とあります。この文章だけだとケナフにはたどり着かないのですが、この非木材植物繊維としてケナフを利用していることが自動販売機に書かれていたのでした。

その説明にはケナフから紙を作ることでパルプ採取のための森林伐採を減らすことができ、またケナフは炭酸ガスを多く吸収してくれるので地球温暖化対策にもなるすばらしい植物であることが書かれていました。でも、私が興味を持った点は別にありました。なんと、このケナフは、1年草なのに背丈が4mくらいになっちゃうらしいのです。

実は私は、小さな種が短期間の間に大きくなってしまうミラクルが大好きなのです。そして、これまでこのミラクルを比較的容易に見せてくれるのがつる系の植物でした。ですから、我が家では毎年、ヘチマとかゴーヤ、瓢箪などを植えてきました。さらに、これらは実がなるというのも魅力的でした。

何年か前にとある西武線沿いのお宅の玄関先で異様に背丈の長い草を発見しました。その時はそれが何なのかわからなかったのですが、その大きさはとても魅力的で、「いつかはあの草を」と思いに秘めて生きてきました。ところが、ナショナルベンディングの自動販売機に貼られたケナフの写真を見て、あの「いつかはあの草を」と思い続けてきた草がケナフであることを知ったのでした。

もう悩むことは何もありません。今年はケナフの種を手に入れて、ケナフのミラクルを味わおうと決めていたのです。小さな種がわずか半年で背丈2〜4mの草になるのです。こんなワクワクすることはありません。ということで種を探し始める手始めにホームセンターの種売り場に足を運んだら、運良くそこで見つけてしまったというわけです。

まさかこんなに簡単に見つけられるとは思っていませんでした。運命でしょうか。いやいや、インターネットの検索サイトで「ケナフ」を検索するとわかるように、最近のエコロジーの流れに乗ってケナフはかなり注目されている植物であるようです。

でも、一方でこのある意味無秩序なブームに警鐘を鳴らすサイトもありました。け・ke・ケ・KE・ケナフ?さんです。ケナフは外来種であるわけで、これが気化してしまうと日本の生態系に悪影響を及ぼすというわけです。なるほど、あちこちにばらまかれた後ではどうすることもできないですからね。

まあ、私の場合は自分の庭でケナフのミラクルを楽しみたいだけなので、特に問題にはならないのではないかと勝手に解釈しています。

20度以上で発芽するらしいので、5月に入ったら種まきをしようと思っています。せっかくなので、別館「毎日はレビュー」で定期的に写真を公開していこうかと思っています。よろしければご覧ください。

NPO日本ケナフ開発機構さんのケナフの栽培の効果にトラックバックさせていただきました。

ケナフ入りペーパーフィルター

ケナフのレターセット

ケナフ入りレジャーシート

ケナフが入った玄関マット

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