食の駅

多聞院に遊びに行った時三芳PAでスマートICの社会実験(ETC装着車のみが利用できる高速道路の出入り口)が始まったことを知ったのですが、私はこの手の実験には積極参加を心がけているので機会を伺っておりました。このたび群馬県の前橋に遊びに行く用事があったのでさっそく実験に参加することにしたのでした。運良く目的地の一つは三芳PA同様、スマートICの実験を行っている駒寄PA(2004年12月10日から2005月3月21日までの実験予定が2005年8月31日まで延長されました)のすぐ近くで、これは三芳PAスマートICから乗って駒寄PAスマートICから降りるという、火の打ち所のない社会実験参加の予定だったのですが・・・。

5月3日の朝7時の出発の時間に日本道路交通情報センター(JARTIC)のホームページを見てびっくり。すでに東松山の先から練馬まで真っ赤の状態でした(真っ赤というのは渋滞を意味します)。

さすがにこのような状態で三芳PAから渋滞に合流するのは得策ではないと判断し、行きは圏央道の入間ICから入って、鶴ヶ島JCTまで距離をかせぐことにしました。鶴ヶ島からは関越道に合流しましたが、3連休の初日ということもあって、まあいつものことながら花園周辺を先頭に激しい渋滞でした。とはいえ、昔の渋滞のように車が止ってしまったらなかなか動かないというような渋滞ではなく、ノロノロでも動くので救いようがあります。

62キロポスト周辺で埼玉県警が路側帯走行の違反取締りの準備をしていたのですが、渋滞はそれを過ぎたあたりから解消し、快適に流れるようになりました。

ところが、渋滞もあって、駒寄PAスマートICの実験参加もできずに前橋ICから降りることになってしまいました。そしてその後、1日、前橋周辺を楽しみました(どこで遊んだかは別の記事に改めます)。

帰りは駒寄PAスマートICから入ろうと思っていたのですが、こちらも夕食の関係で前橋ICからとなってしまいました。ただ、駒寄PAすぐ近くの食の駅という地元産直の商品が並べられているお店にだけは行きました(名前からして道の駅を意識しているのだと思います。ちなみに、赤城には「風の駅」なるお店もありました)。写真がその看板です。このお店の横の細い道を進むと駒寄PAから関越高速に入ることができるそうです。

帰りも花園渋滞にはまってしまいましたが、それでも21時30分頃には念願の三芳PAにたどり着くことができました。行きの下り車線では駒寄PAのスマートIC実験の横断幕を何枚か見たのですが、帰りに三芳PAのことは見かけませんでした。もしかしたら暗くて見落としているだけかもしれませんが。

三芳PA内のスマートIC出口はガソリンスタンドの横にありました。ですから、PAの入口から本線沿いに直進してしまうとたどり着けないかもしれません。PAに入ったら少し駐車場の方に進んでからガソリンスタンドを目指すと良さそうです。ガソリンスタンドの外周に沿ってETC専用出口の案内が路面に書かれています。これに沿って進むとすぐ出口です。バーが降りていますので手前で一旦完全停止です。バーの前には係員が立っていましたが、バーが空くと係員の方は頭を下げて見送ってくれました。

出口を出るとそこは完全な裏道といった感じでした。道幅もそれほど広くなく、暗かったのでよくわかりませんでしたが住宅街などあったらこの実験のせいでとたんに交通量が多くなっているのではないかと思わせるような道路でした。実験の途中経過を見ると下り線の入口と上り線の出口合わせて1日平均800台くらいの利用があるようですが、これがどう評価されるのか楽しみです。私が出口を出る時にもすぐ後ろにもう1台付いてきていました。

各地で行われているスマートICはすべて社会実験という名の下に行われていますが、これが正式サービスとなる時にも係員がつくんでしょうか・・・。最初の話では係員の人件費もかからないから比較的簡単に設置できるという話だったと思います。まあ、いずれにしても出入り口の選択肢が増えることは歓迎です。

そいうえば余談ですが、関越自動車道の道路上の吹流しはいつもの吹流しのままでした。昔はGW中はこどもの日に合わせてこいのぼりの吹流しになっていたように思うのですが・・・。民営化を控えて少しでもコストはカットということでしょうか。利用者へのサービスという観点から見たら、吹流しをこいのぼりにするくらいのコストはCS向上のためにも認められて良いようにも思っています。


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