アナポリス アレックス・ヘイリーの像

アメリカメリーランド(Maryland)州のアナポリス(Annapolis)という町はガイドブックによると海軍兵学校が有名と紹介されていますが、1767年にクンタキンテがアフリカから連れて来られ、文字通り荷揚げされた港でもあります。

クンタキンテとは実在した黒人奴隷です。アレックス・ヘイリー(Alex Haley)によるRoots(ルーツ)というTVドラマの主人公です。

このドラマ、小さい時に見て衝撃を受けた記憶があります。著者の祖先であるクンタキンテがアフリカで捕らえられ、アメリカに奴隷として売られるところから話が始まります。そして、何代にも渡ル奴隷の物語が続くのです。自らのルーツに誇りを持って生きる彼らの姿は涙無しには見られません。

アナポリスの港の中心部に写真の通り、アレックス・ヘイリーが子供たちに話を聞かせている像がありました。1999年に作成されたもので、子供は、アフリカ系、アジア系、ヨーロッパ系の3人だそうです。

人種差別の問題は根が深く、簡単にコメントできるようなものではないと思いますが、少なくとも私自身が加害者にはならないようにしたいと常々思っています(在米中は何度か被害者にはなりました)。

ちなみにアナポリスに出かけた時のオリジナルの文章がこちらにあります。