武蔵丘車両検修場内部

西武線の東飯能駅と高麗駅の間にある武蔵丘車両検修場というところで行なわれた、電車フェスタというイベントに行ってまいりました。第4回だそうです。西武鉄道は所沢駅のすぐ隣に大きな車両工場を持っていたいのですが、武蔵丘車両検修場というのは、これが移転したもののようです。

所沢車両工場には思い出があります。小学2年生でしょうか、所沢の小学生はこの車両工場の見学が年中行事の一つになっていました。私も楽しみで楽しみで仕方なかったのですが、興奮しすぎたためか当日は熱を出してしまい、この見学に参加できなかったのです。そういう意味では20年来の念願がかなったという感じです。

電車フェスタ 2005 臨時列車

当日は、飯能駅からバスや高麗駅から徒歩という行き方の他に、検修場直通の臨時電車が出るというのでこれに乗りました。写真の通り、特別なヘッドマークがついていました。車内に乗り込むと、家族連れと鉄道マニアっぽい人がたくさんいました。検修場では電車のドアは3つしか開かず、そこから少しずつの下車となりました。

場慣れしているマニアの方々とは違い、初めての場所なので、何となく流れに沿って工場内を1周しました。

武蔵丘車両検修場トラバーサー

まずはトラバーサーの試乗をしました。。トラバーサーとは電車を横に移動させる機械で、平行して走っている線路間で車両を横スライドするのに使うようです。移動スピードは予想していたよりも速かったです。

武蔵丘車両検修場 ミニSL 824系

普段は見られない電車の車輪などの部品を見学し、 Nゲージ の鉄道模型を見た後は、ミニSLに乗りました。このミニSLは824系というそうでこの日が「さよならラストラン」ということでした。どういう素性のミニSLなのか知りませんが、ラストランということで何となく得した気分です。線路のすぐ横には「なら切炭」の箱が置かれていましたので、石炭ではなく木炭で走っているのだと思います。汽笛の音だけは妙に大きかったです。

その後、車輪の塗装装置を見たり プラレール (西武線の車両もあるんですね)を見たりして、昼食としました。屋内にも屋外にも飲食関係のお店がたくさん出ていて、食べるものには困りません。女性用のトイレが少ないせいか、出すほうは少し列ができていましたが。

武蔵丘車両検修場 ステージの立川真司氏

メインステージでは立川真司という方が電車のアナウンスのまねや音まねなどをして、見ている人たちを楽しませていました。このステージでは鉄道関連品のオークションも行なわれました。真剣に見ていたわけではありませんが、さすがマニア、そこまで出すかという感じがしました。それを見ていた西武鉄道関連職員2名はなにやらヒソヒソ話をして苦笑いをしていましたが、まあ、そうでしょう。彼らにとっては使用期限が過ぎればゴミになってしまうものでも、マニアには高く売れてしまうのですから。苦笑いするしかないですね。

このほかにもレッドアローの運転席に体験乗車できるイベントなど、普段体験できないイベントが色々とあったのですが、タイミングよく整理券をもらわないといけなかったりしたので、残念ながら体験できませんでした。

それでも普段見られない場所をたくさん見られて楽しい時間を過ごすことができました。