BBフォン光の開通がまだなので、Yahoo! BBのADSLからYahoo! BB 光 TV Packageへの乗り換えの総括はすべてが終わってから行う予定ですが、これまで2週間ほど光回線を使ってきての感想です。やっぱり、一番の収穫はBBTVだろうと思っています。

ベーシックチャンネルパックに申し込んでいるので、CATV(ケーブルテレビ)で見られるようなチャンネルは光回線を経由して、普通のテレビで視聴することができます。これはなかなか快適です。ディスカバリーチャンネルなどは私好みの番組でいっぱいですし、「Blue's Clues」や「Dora the Explorer」などの好きな子供番組を見ることもできます。

でも、BBTVが本当にすごいのはビデオレンタルの機能じゃないかと思っています。画面からビデオを選択し、スタートすればそれでレンタルです。レンタルビデオ屋さんに行く必要もなければ、もちろん返しに行く必要もありません。見たいときに見たいビデオがすぐに見られます。これってすごいと思いませんか(我が家は年齢制限の書類を出していないので見られませんが、特にアダルト系の需要は高いんじゃないかと思っています)。

驚いたのは早送り再生や巻き戻し再生、さらに一時停止しておいて後でそこから再生などができてしまう点です。最近、今更ながら「冬のソナタ」にはまっているのですが(BBTVのビデオで)、一話が65分くらいあるので夜遅くに帰宅してから見るには少しでも時間を短くしたいのです。そんな時はオープニングのテーマ曲をスキップしたりしています。まさに、リモートのビデオデッキを操作している感覚です。これまでもインターネット経由の動画配信はありましたが、さすがにここまで細かい制御はできませんでしたよね。

あるときBBTVを操作しながら「これってもしかしてビデオ・オン・デマンド」って気づいてしまいました。数年前からそういう言葉は出てきていましたが、ネットワーク帯域の関係上、本当の意味でのオン・デマンドなんてまだまだ先だろうと高を括っておりました。ところが意識しないうちに自分がそれを使っていたのですね。何とも言えない感じです。

便利なBBTVなんですが、CATVとの大きな違いは地上波や衛星放送の再配信が無い点です。アナログ地上波停止も控えていることですから、BBTVでもCATV並に再配信が行われるとうれしいと思っています。著作権等の問題があるらしいですが、もしかして、これも時間が解決してくれるんじゃないかと思わせるニュースが今週飛び込んできました。

フジテレビ日本テレビが自社のコンテンツをネット経由でVOD(ビデオ・オン・デマンド)配信するそうです。これらは有料のようですが、BBTVも配信先に名を連ねていました。一方ではGYAOのようにCM収入だけで有料コンテンツをネットで無料配信しているところもありますので、いずれはネットでテレビが見られる日が来るんじゃないかとも思えてしまいます。

FTTH(Fiber To The Home)という言葉はだいぶ昔から言われてきましたが、それが現実となっても、インターネットでブラウズしているだけだとADSLとの違いを全然感じられません。その点、BBTVは光回線を生かしたサービスだと思います。