子供の頃から今までに外犬2匹、内犬2匹と接してきました。家の中で買う場合、トイレをどうするか考える必要があるかと思います。最初に家の中で買った犬の場合、利口だったのかおしっこやうんこをしたくなると窓を叩いて外に出たがったので、家の中にトイレを作る必要がありませんでした。でも、普通は要りますよね。
一般的には、トイレ用のトレイを用意してその上にトイレシートを乗せて使うんじゃないかと思います。ところが、このシート交換が結構面倒なんです。また、ゴミが増える要因にもなっています。
実は最近、生涯で5匹目となる犬と生活を始めたのですが、このトイレ用トレイを探しに行った時にその製品のアイデアに引かれて買ってしまったトレイがあります。花王の「ワンだふる清潔トイレ」というものです。
これだと小まめにシートを交換する必要が無いのです。
今までのトイレシートの代わりに、「脱臭・抗菌マット」と呼ばれるコルクのような厚手の板を使います。おがくずを固めたようなものなのかもしれませんが、詳しくはわかりません。こいつがおしっこを吸収してしまうのです。脱臭効果もあるのでおしっこをしてもそのままにしておいて臭いません。説明書によると犬一匹の場合、1週間持つとありますが、小さい犬ならばもっと持ちそうな気がします。我が家では今、ヨークシャーテリアの幼犬に使用していますが、2週間経過しても何も臭いません(もちろん、トレーニング中なので的中率もまだ低いですが)。
うんこについてはどうするかというと、これもよく考えられています。実際の使用では「脱臭・抗菌マット」の上に「さらさらのカバー」をセットして使用する仕組みです。つまり、トレイにはマットとカバーが動かないようにセットできるようになっています。そして、この「さらさらのカバー」はメッシュ状になっているのでおしっこはマットに流れます。もう、おわかりですね。うんこをした時はカバーを交換すればマットにはまったく影響を及ぼさないのです。といってもよほどべちゃべちゃなうんこでもない限り、毎回カバーを交換する必要もなさそうです。ウェットティッシュのようなもので拭いておけば綺麗なままです。
しばらく使ってみて、このトイレを買って正解だったと考えていますが、強いて従来のシートからの欠点を挙げるとなると、どのくらい量のおしっこをしたのかわからないという点でしょうか。カバーは本当にサラサラなのでおしっこをしても形跡が残りません。だから、おしっこをしている現場を確認しないと本当にそこでおしっこをしているのかどうかが判断しづらいというわけです。現在、トイレトレーニング中なので、これがわからないのは結構つらかったりします。花王さん、ぜひトイレトレーニング用におしっこをしたら色がつく「さらさらのカバー」を発売してください。
ところで、この新しい仕組みのトイレは花王が販売していますが、何かマット製造の過程で必要な特許を花王は押さえているんでしょうかね。気になります。無ければ、他社の追随が考えられるかと思います。現在でも従来のシートと比べてランニングコストが高いとは思わないのですが、競合製品が出てくればもっと値段も下がるんじゃないかと少し期待しています。