清瀬市立第四小学校の裏に、清瀬市立清瀬せせらぎ公園というものがあります。元々は空堀川が柳瀬川に流れ込む最後の部分でしたが、今では空堀川はその流れを変えられ、別ルートを通って前よりも少し上流で柳瀬川に合流するようになっています。その旧河川の跡地を公園として整備し2000年にオープンしたものが、この清瀬せせらぎ公園です。
水は空堀川からポンプでくみ上げ流しています。まさにせせらぎと呼ぶのにふさわしい流れが作られています。そう、言ってみれば作られた川ではあるのですが、写真の通りススキなども自生していてほのぼのとした気分になれるところです。それほど深いところもないので、子供たちが川に入って遊ぶことも、もちろんできます。作られた自然ではありますが、こういうのってビオトープって言うんでしょうか。
清瀬市立第四小学校のすぐ隣には学童保育と隣接する形で学習室がありました。ここには湧水井戸と呼ばれるものがありました。雑司ヶ谷霊園で見かけたポンプと同様のものが設置されていましたが、説明には次のように書かれていて飲むことはできません。
この井戸は、雨水等が地下に浸透し、
自然と湧き出ている "湧水井戸" です。
さらに下流に行くと、木道が出てきます。良い雰囲気の雑木林の中を木道は続きます。でも、残念ながら、この木道の距離は短いです。
最後は少し前に架け替え工事の終わった清瀬橋の所で柳瀬川に合流です。いつの間にか水は木道の下を流れていたようです。足元から柳瀬川に水が流れ込みます。この流れ込む水を見て少しほっとしました。私が小さい頃、この清瀬橋から見る空堀川と柳瀬川の合流地点といったら(まだ空堀川のルート変更前だと思います)、真っ白の泡がボコボコと湧き上がっていてまるで洗濯機の中のようでした。まあ、1位2位を争うドブ川同士の合流でしたからそれも納得だったのですが。
現在では、どちらの川もだいぶ綺麗な水が流れています。下水が整備されたからでしょうか。うれしい限りです。
最初、空堀川が流れを変えられたという話を聞いたときは、川の流れを変えるなんてすごいなあと思いましたが、この他にもあちこちで同様の工事は行われているようです。大雨で増水した時の流域の住民の安全を考えれば必要な工事かと思います。代わりに清瀬せせらぎ公園のような自然が作られるのであれば、さらに歓迎です。
ちなみに、この地図を見るとわかるように、空堀川と柳瀬川の合流地点の手前では柳瀬川が大きく蛇行しています。今後、この蛇行部分を無くし、空堀川と柳瀬川のニアミスポイントで両者を合流させ、現在の空堀川の流れだけを使って直線的に清瀬橋まで流すような工事が行われるようです。これに伴って清瀬橋でも所沢よりに新しく掛かった橋の下を川が流れるようになるようです。公園も整備されるそうなので、どんな光景になるのか今から楽しみです。

とありますが、そうなると現在の柳瀬川、清流苑の北側と西側は流さなくなるってことでしょうか?
子供の頃よく空掘川が氾濫してましたが、整備にともない柳瀬川より安全になったということでしょうか?