山田うどんの平打ち麺

先日山田うどんへ行った時のことです。私は定番チャーハンセットを注文しました。普通、セットものを注文すると客と店員の間ではこんな会話がやりとりされます。

 客 「チャーハンセットください」
 店員「うどんとそばどちらにしますか?」
 客 「うどん」
 店員「あったかいのと冷たいのがありますが」
 客 「あったかいので」

しかし、これはいかにも冗長です。ですから、私はいつも「チャーハンセット、あったかいうどんで」と注文します。この日もそう言ってトイレに立とうとしたら、「麺の種類はどうなさいますか?」と聞かれました。予想外の反応に腰を半分あげたまま固まってしまった私に対して店員さんは「普通の麺と平打ち麺があります」と追い討ちをかけてきました。

私は中腰のまま「平打ち麺って平らな麺ですか?」とわけのわからない応戦をするのが精一杯だったのですが、その平打ち麺とやらを注文してみました。

上の写真がその平打ち麺です。

写真だとよくわからないかもしれませんが、厚みのあるきしめんのようになっています。つまり断面が丸ではなく、長方形です。味は普通の麺と変わらないように思うのですが、食感は違います。まあ、私のようにあまり味のわからない人間にはこれ以上の違いを語らせるのは難しいです。

この平打ち麺が恒久的なメニューなのか、それとも一時的なものなのかはわかりません。私は初めての平打ち麺体験でしたが、過去にも平打ち麺が提供されていた時期があったようで、いまいちその存在は謎です(お店の人に聞けば一発でわかるとも思います)。

ところで今回、子供が新たな発見をしました。うどんの上にお餅が乗った「ちからうどん」というものがあります。そして、写真を見る限りこれは「たぬきうどん」と「おもち(2個)」を別々に頼んでも同じものが実現できるようです。ところがおもしろいことに「ちからうどん」が441円であるのに対し、「たぬきうどん(262円)」と「おもち(178円)」を別々に頼むと440円になってしまうのです。1円安いのです。内税なので消費税計算に関連したトリックなのでしょう。どうでもよい発見でした。