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入間市景観50選 谷田の泉

入間市景観50選の一つに「谷田の泉」というものがあります。「やたのいずみ」と読みます。縄文時代から続くといわれる湧水地です。車の行き交う国道299号線(笹井交差点の先の道が開通したので今となっては旧道というのかもしれません)のすぐ近くにあります。最寄り駅は西武池袋線の仏子(ぶし)駅でしょうか。駅前にも看板が出ているので、毎日仏子駅を利用している人に「行ったことある?」と尋ねたところ、その存在すら知らなかったようです。灯台下暗しというやつかもしれません。

湧水はいろいろとありますが、わざわざ「縄文時代から湧き出ているといわれる」と書いてあるところに強く魅力を感じ、前から行ってみたいと思っていました。縄文時代って何年前?って感じがしますが、1万2000年前くらいから1万年くらい続いた時代だそうです。スケールが違うのでますますわからなくなりました。

谷田の泉のある森

上記に示したURLにある案内図によると車では行けないとあったので、歩いてのアプローチです。現地近くの国道299号を入間から飯能方面に進むとシェルのガソリンスタンドがあります。そして、その少し手前に「谷田の泉」の案内板があります。ただ、この案内板が指し示す矢印の先はどう見ても民家の入り口でした。何かの間違いだろうと思い、ガソリンスタンド前のマンション横の道を入りました。上の写真がこの道路です。後でわかったのですが、先に見える森の右端あたりが谷田の泉の所在地です。マンション建築のためにこの道路ができたのでしょうか。これだけ太い道ならば車でここまでは来られましたね。

太い道も終わり、道路とはいえないような畑の中をつっきり森の中を進んだところに写真で見ていた谷田の泉はありました。すぐ近くには民家もありました。遠くに国道299号の車の音が聞こえますが、チョロチョロという湧水の音に心も洗われます。水はとても澄んでいますが残念ながら飲用には適していないそうです。

谷田の泉から国道299号方面を見る

谷田の泉から国道299号線のほうを振り向くと上の写真のようです。良く見るとこちら側にもススキの間を抜けていくようなあぜ道がありました。帰りはこの道を使いました。「マムシ注意」の看板があちこちに林立していて、そこまで過保護にする必要もないのではないかと思いながら歩いていくと、なんと先ほど民家の入り口かと思われた場所で国道299号にぶつかりました。どうやら、ガソリンスタンド手前の案内板は正しかったようです。私が行きに使った道は最近できたものなのかもしれません。

下のリンクはPowerShot S2 ISで撮影した谷田の泉のチョロチョロ動画です。チョロチョロ感をお楽しみください。

入間市景観50選にはこの他にも興味深い場所がたくさんあります。機会を見て訪れてみたいと思っています。ちなみに、昔私の同級生が住んでいた武蔵豊岡教会や、三上博史さんの演技がすばらしかった「あなただけ見えない」のロケ地にもなったと言われる西洋館が選ばれているのには驚きました。


関東・甲信越 とっておきの名水120