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1年ほど前ですが、「硫黄島の星条旗」というのを書きました。そこで、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)がこの硫黄島(Iwo Jima)を題材にして映画を作ろうとしているという話も書きました。その後、この件については何も意識していなかったのですが、昨日、たまたま関連したニュースを目にしました。「イーストウッド日本映画を監督」です。

日本映画の監督? 最初何のことだかわからなかったのですが、イーストウッドは硫黄島を題材にした映画をアメリカからの視点だけではなく、日本からの視点でももう1本作ろうとしていたようです。

アメリカの視点から描いた映画「Flags Of Our Fathers(フラグス・オブ・アワー・ファーザーズ: 父親たちの星条旗)」は既に撮影が終わり、来年の2月からは日本の視点から描いた映画「Lamps Before The Wind(ランプス・ビフォア・ザ・ウィンド(仮?): 硫黄島からの手紙)」の撮影に入るそうです。元々の予定では日本版ではイーストウッド自身はプロデューサーとして立ち回り、監督は日本人を起用するつもりだったそうですが、アメリカ版を作る過程で日本版も自分で作る気持ちになったようです。

まったく知らなかったのですが、今春には43年ぶりに日本にも訪れ、石原慎太郎都知事と会談したりもしたそうです。

そして、2月から撮影が始まる日本版は、硫黄島守備隊最高司令官栗林忠道中将が日本の家族に送った手紙を基にストーリー展開されるということですが、この栗林中将を祖父に持たれる衆議院議員新藤義孝氏のサイトに「イーストウッド監督が映画化 硫黄島戦」というのがあり、イーストウッド監督との会談内容が紹介されています。個人的にはここでの会談内容が日本版でのコンセプトに生かされているような気がしてなりません。ちなみに、同サイトに紹介されている「玉砕総指揮官の絵手紙」という本にはとても興味があります。さっそく手に入れて読んでみたいと思っています。

正直なところ、外国人が描く日本や日本人には若干誇張や不自然な部分があって、納得できない時もあるのですが、このイーストウッドが監督する映画ではどうなるか、それについては実際の映画を観てから評価したいと思います。それまでは原作を読んだりして勉強しておきたいと思っています。