すべり止め砂

東京都内でこんなものを見つけました。池袋駅からすぐのこのあたりです。国道254号線が高架部分を走るところでそのための上り坂があるのですが、その坂の上に信号があるのです。だから、タイミングによってはちょうど坂の途中で信号待ちをすることになります。普段は何も問題の無い場所ですが、少しでも雪が降ったらこの「すべり止め砂」を使わないと上れなくなる車が出てくるのかも知れません。

ところで、すべり止め砂は何も車に限った話ではありません。鉄道でも勾配の厳しいところでは砂をすべり止めに使用することがあるようです。そして、「すべり止め」と言えば受験です。ここに目をつけてこの鉄道用のすべり止め砂を受験生に販売している所が何箇所かあるようです。

東京から近いところでは秩父鉄道です。「合格祈願!鉄道すべり止め砂付き記念入場券」と称して、宝登山神社で合格祈願を受けた砂と入場券のセットを今年の元旦(2006年1月1日)から長瀞駅窓口で販売開始したようです。限定500部とのことで、既に窓口販売分は終わってしまい、残りは明日(2006年1月8日)発売開始の通信販売分となるそうです。そして、通信販売分は、入場券の日付を受験日に変更してくれるサービスもしてくれるそうです。・・・てなことを書いておいて1/7にブログに書き込もうと思っていたら、1/6の夜の時点で既に通信販売分も終了との告知に変わってしまいました。500部なんて言わずに数量無制限でやれば良いのに・・・。

阪神大震災で高い道路上に宙ぶらりんになったバスの運転手さんはその後、「落ちない運転手さん」として受験生に人気が出たという話を何かで読んだことがあります。最後は神頼みという受験生の心理にとっては、このすべり止め砂も良いお守りになるのではないでしょうか。

残念ながら秩父鉄道のすべり止め砂を買いそびれてしまった受験生の方は、冒頭の国土交通省のすべり止め砂を使ったらどうでしょうか。「ご自由にお使いください」とも書かれているようですし・・・というのはもちろん冗談です。


受験の“お守り”合格手帳