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富士山「発見」入門―知れば知るほど楽しい展望ガイド

先日、「ザ・モールみずほ16から見た富士山」というのを書きましたが、どこからどんな富士山が見られるんだろうという好奇心から手にしたのがこの本です。

著者の田代さんは高校の先生です。交通事故に遭い、そのリハビリから山歩きを始めたそうです。といってもこの本は富士山登山の本ではありません。富士山を見て楽しむための本です。

じゃあ、本の題名に「入門」とあるように、富士山を見て楽しむ入門者向けの本かと思ったら、この本の題名のつけ方には若干偽りがあるんじゃないかと思うくらいにマニア受けしそうな内容でした。

これは良い意味で予想以上の内容がこの本の中にちりばめられているということです。写真も満載で、写真だけ見ていても癒されます。

冒頭に紹介される「ダイヤモンド富士」というのがあります。これは富士山からの日の出や富士山への日の入りを時に発生する状態を呼ぶそうです。富士山の稜線沿いに太陽が滑る「コロコロダイヤ」と呼ばれるものもあります。何月何日にどこに行けばこのダイヤモンド富士が見られるかという情報は既に一般人に必要な知識の領域を超えていると思いますが、それでもこのあたりの紹介はまだ普通です。

先を進むと山手線の車窓からある区間でコンマ何秒の間だけ富士山が見えるといった情報や、かなりの条件が重ならないと富士山が見られない場所での「目撃情報」の話が出てきます。ここまで来ると既にトリビアの世界です。

この本を読むとこのような富士山ハンターが世の中にはたくさんいることも知ります。そして、本を読んだ後は、富士山の見方が少し変わります。一所懸命、努力して富士山を見ないといけないなという気持ちにさせられます。

我が家の近くだと、西武池袋線の東久留米駅には富士見テラスなるものがあって著者からは高評価をいただいていました。また、東久留米駅と清瀬駅の間の黒目川に映える富士山は綺麗だということなので、今度見に行ってみたいと思っています。