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清瀬市議会 議員さんの出席状況

先日、ちょっとした用事で清瀬市役所に行きました(その内容は後日紹介予定)。市役所の入口で見た案内板には「10:00〜 第一回臨時会(だったかな?)」と書かれていて、つまり市議会が開かれるようでした。

そして、用事が終わったのがちょうど10時少し前でした。昔から市議会の傍聴というのをやってみたかったのですが、普通市議会が行われるのは平日なのでこれは実現できずにいました。実はこの日は2歳児という爆弾を抱えていました。さすがに傍聴は難しいかと思いましたが、せっかくなので議場まで行ってみました。

議場は市役所の4階にあります。エレベータを降りたところ、ちょうど市議会議員さんたちが議場に入り終わるころでした。上の写真は議場にどの議員さんが出席しているかを現す電光掲示板です。この掲示板のすぐ右隣が議員さんたちの入口でした。

これを見ていたらつい我慢できなくなって近くにいた方に「子連れなんですけど、傍聴ってできますか?」って聞いてしまいました。そしたら、わざわざ奥まで聞きに行ってくださり「静かにしているのなら」とOKしてくれました。

傍聴席は上の写真の右奥、議場の後方上部にあります。入口で住所と氏名を記入します。傍聴席への入口は押しボタン式の自動ドアになっていて、この開閉時は結構音が議場に響きました。誰かが出入りすれば、議場にいる人には全員それがわかるでしょう。

傍聴席の下には議員さんたちが座っています。けれど、私たち傍聴席には背を向けています。名札だけは見えていますので市議会便りや選挙運動時に見聞きしてお名前だけは存じ上げている方々の座席はわかります。そして、傍聴席と議員さんに向かって、議場の前部に陣取っているのが中央の議長とその両脇に市役所の幹部の方々です。市長さんは議長のすぐ左隣に座ってらっしゃいました。さきほど傍聴しても良いかお聞きした方もこの中にいらっしゃいました。

ところで、肝心の傍聴席ですが私たち親子2名の他には傍聴慣れされているような男性の方一名だけで、かなり寂しい感じです。確か私は議会を傍聴しに入ったはずなのですが、いつの間にか、市役所の方々から傍聴されているような錯覚に陥ったほどです。ま、そりゃそうでしょう。怪しげな親子が2名入ってきたら、観察してみたくもなるでしょう。

で、議題なのですが実はよく聞いていませんでした。AED(除細動機)の設置に関する話題だったようですが、こちらは爆弾が奇声を上げたりしないかヒヤヒヤドキドキもので一番大事な議論に集中する余裕はありませんでした(笑)。討論のスタイルは議題に対して議員が質問やコメントを行い、それに対して行政側の市役所の担当幹部が回答するようです。議員は行政を監視する立場というのがあるべき姿なのかなあという印象を持ちました。そういえば、市議会でも質問内容の事前通告って行われているのでしょうかね。少し気になりました。

私はといえば、しばらくは爆弾を抱えたまま傍聴席に座っていました。でも、すぐに「ぼくも座る」と爆弾が言い出し、その後は時間などわからないのに「今、何時?」を連発し始めてしまいました。大きい声ではありませんでしたが、いつ爆発するかもわからないのであまり良くない兆候です。質問と回答の間のタイミングで抜け出させてもらいました。自動ドアの音に背中に痛いほど視線を感じました。時間にして5分くらいだったかと思います。でも、良い経験をさせてもらったとは思っています。

清瀬市議会 議員控室

議場の反対側には議員控室というのがありました。こちらにも議員さんの名前の入った電光掲示板がありました。こちらはボタンを押すと光るようで、登庁したら自分でボタンを押して控室に入るのではないでしょうか。部屋は会派別に所属議員数に応じた部屋が割り当てられるようです。控室の扉は開けっ放しという会派がいくつかありましたが(これは意図的に開けっ放しにしているのかも)、通りがけに中を覗いてみたら真っ黒な昔ながらの皮のソファが置かれていました。ある意味、議員控室のイメージ通りです。

それにしても、今回の傍聴を通して市議会を身近に感じられたのは確かです。市民は納税者であり行政サービスの受益者として議会を傍聴する権利があるわけですから、機会があればこの権利は行使したいのでありますが、なかなか普通の会社員に難しいのは確かです。機会がなければ議会はどんどん自分とは関係の無いところへ行ってしまいます。最近では完全に別世界に感じられていたですが、今回の件でまた少し距離が縮まりました。感謝です。


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