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竹内農産の野沢菜漬(お葉漬け)

美ヶ原高原のふもと、長野県小県郡長門町(旧和田村)にある竹内農産という会社が作る野沢菜漬が大好きです。普段は長野へ出かけたときに買い求めるのですが、前回行った時は買う時間が無く、仕方なく通信販売で送ってもらいました。

200gや300g詰めのパックを買うのが一般的ですが、どうせたくさん食べるからと今回は8kgの樽詰めというのを送ってもらいました。6kgの野沢菜と2kgの水分のようですが、グラム当たりの値段で言えばかなりお買い得です。樽にかけられた包装紙は美ヶ原をデザインしたもので、樽を見ているだけでよだれが出てきます(ちょっと変?)

この竹内農産の野沢菜、近くで売っていれば一番良いのですが、なかなか見かけません。関越自動車道の駒寄PAのすぐ横にある食の駅で売られているのを見ましたが、それでも買いに行くには少し遠いです。

この会社はその昔、梅宮辰夫さんの「辰っちゃん漬」を作っていると言う話を聞いたこともありましたが、この話はちゃんと確認したわけではありませんし今がどうなのかもわかりません。でも、あの味なら説得力のある話です。

ちなみにこの野沢菜のことを信州では「おはづけ(お葉漬け?)」と読んでいました。高野豆腐のこともしみ(凍み?)豆腐と呼んでいたので、方言でしょうか。このお葉漬けの話というと明治生まれの祖父のことを思い出します。ご飯を食べ終わった後のことです。茶碗にお湯を入れ、このお葉漬けを箸でつまんでモップのようにして茶碗についたご飯粒を綺麗にするのです。そして、最後はそのお湯をぐいっと飲み干します。飽食の時代からは想像もできないでしょうが、子供ながらにこの仕草に感動した記憶があります。

話がそれましたが、竹内農産の野沢菜にはこれからもこの味を守っていって欲しいと思っています。