碓氷峠鉄道文化むらの帰りには、もちろんおぎのやのドライブイン店に寄りました。ここは、上信越自動車道ができたる前、まだ関越自動車道が東松山までしかなかった時代から車で長野の田舎に帰る時には立ち寄っていた場所です。
途中、大きな改装があって今の姿になったように記憶していますが、久しぶりに立ち寄ったら配送用のトラックがそのまま荷台をつけられる装置が作られていました(2枚目の写真)。セントラルキッチンと書かれているので、ここで作ってあちこちに配送される仕組みが確立しているのでしょう。
上信越自動車道の開通で客足は減ったかと予想していましたが、駐車場の入りを見る限り大きな変化は無さそうです。とはいえ隣にあった同業のお店は無くなっていましたので、「峠の釜めし」のブランド力を生かして、あちこちの店舗で頑張っているということなのでしょう。
私自身、上信越自動車道の横川SA上り線や新幹線の中で釜めしを買ったことがあるほか、諏訪や佐久のおぎのやには立ち寄ったことがあります。おぎのやというだけで入ってみたくなるのは事実です。やっぱりブランドは強いです。
でも、一番しっくりいくのはやっぱり横川のおぎのやですね。他のお店は平地にあるので峠が感じられないのです。そして、同じ横川でも横川駅で買う釜飯はさらに風情がありました。列車が出発するとホームの売り子さんたちが一斉に頭を下げて見送ってくれたのでした。この光景は今でもよく覚えています。
今後、おぎのやはどういう方向に進んで行くのでしょうか。残念ながら横川のお店のウェイトが低くなって行くのは避けられないのかもしれません。でも、峠の釜めしブランドとしてこの横川の地は大切に守っていって欲しいと感じています。
もちろん横川の駅まで峠の釜飯食べました。
昨年のゴールデンウィークは歩いて碓氷峠を越えました。旧道は山の中ですが当日は天気が良くとてもよい思い出でした。