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ホッピー

 昔から気になってはいたもののこの年になるまで知らなかったものの一つ、試してみました。ホッピーです。昔の居酒屋といえば、ホッピーの提灯だったか、ともかくホッピーの文字が必ず掲げられていた気がします。だから、子供ながらにホッピーは大人になったら飲むものというイメージがありました。でも、そういえばこれまで飲んだことがありませんでした。

 といっても居酒屋で飲んだのではなく、イトーヨーカドーで買ってきて飲んだのです。

 飲んだことはなくとも、ホッピーがビールが高かった時代に作られた飲み物であることは知っていました。ビールの味をした飲み物で、焼酎で割って飲むということぐらいまでは何かの時に聞いてはいました。そして今回、ホッピービバレッジのサイトに行って詳しいことを知りました。

 ホッピーとは麦芽とホップから出来た炭酸清涼飲料です。とはいえ、アルコールは0.8%あります。飲み方は3冷がおすすめだそうです。ホッピーと甲類焼酎(25度)をよく冷やし、ジョッキは凍らせます。焼酎1にホッピー5の割合で混ぜ合わせますが、焼酎にホッピーを勢いよく注ぎ込むだけでかき混ぜないのがコツだそうです。

 今回は、ホッピーそのものの味を味わってみたかったので、そのままストレートでいただきました。そして、飲んでびっくり。確かにビールの味でした。ビールとの違いは、コクが少なく、炭酸が強いように思いました。最近では発泡酒の他にいわゆる第3のビールと呼ばれるジャンルがあります。私も安さにつられてもっぱらこのジャンルのお世話になってますが、あれをビールと呼べば、ホッピーも間違いなくビールです。というか、第3のビールの中にはホッピーの焼酎割りと同じような方法で作っているものがあるはずですね。

 ホッピーのビールに対する売りといえば、カロリーが4分の1で、プリン体がゼロということでしょうか。価格的には発泡酒や第3のビールと戦うには大変かと思いますが、その点はホッピーというネームバリューが大きな武器になるでしょう。

 このホッピーの会社には、何となく勝手にインターネットとはほど遠いイメージを抱いていたのですが、実はこれは大きな間違いでした。ビンにURLが書いてある通り、とても楽しいサイトでした。ホッピーハッピードットコムです。「ヤン坊マー坊天気予報」みたいな語呂合わせで、一度聞いたら耳から離れません。いつでもURL直打ちで飛んでいってます。

 一度、このサイトを覗いてみるとわかるように、楽しい情報が満載で、アットホームな雰囲気が漂う不思議なサイトです。ホッピーのことを扱っているサイトの場合、相互リンクまでしてくれるようです。すごいですね。創業者の孫にあたられるホッピーミーナさんという方が前面に出てきて広告活動をされてます。これを見ていてホッピーに対するイメージがかなり変わりました。

 最初、ホッピーのビンを見た時、アメリカのビールに似ているなと思ったのですが、その理由はホッピーのFAQを見ていた解けました。発売当時、ビンは高価なものでした。それお補うために駐留軍のアメリカ兵が飲んでいるビンを使ったんだそうです。なるほど、似ているどころか、始まりは同じだったというわけです。今でもビンを使い続けているこだわりについても別のところで述べられていました。無臭のガラスビンが味や香りに一番影響がないのだそうです。

 今回、初めてストレートホッピーを味わいましたが、今度はぜひ居酒屋で焼酎割りのホッピーを楽しんでみたくなった次第です。