ブログネタ
日記 に参加中!

 携帯電話の番号が各携帯電話会社間で引き継げる携帯番号ポータビリティが始まりました。固定電話では既に始まっていて、我が家の電話番号はNTTから現在のところ日本テレコムに引き継がれています。

 これと前後して実家の母が簡単ケータイでメールをやりたいと言い始めました。現在、J-Phoneの時に契約したケータイは持っていますが、メールはやっていません。パソコンのメールはやっていますが、同世代の人たちが簡単ケータイでメールをしているのを見て、ケータイでもやってみたくなったようです。ケータイの理解度は低いほうです。自分のケータイの会社がその後Vodafoneになって、今ではソフトバンクになっていることを知らなかったぐらいですから。

 とうことで、色々と手続きをしましたので記録しておきます。

 簡単ケータイとは言うものの、機能がシンプルであれば良いわけです。最初はソフトバンクでの対応機種を見てみました。304Tというのがそれらしいのですが、キーボードが簡単に見えないのが難点です。シンプルフォンと銘打ってお年寄り以上に裾野を広げようとしたのが裏目に出たようにも思います。

 となれば、auドコモになります。我が家がauなので、auの簡単ケータイにして我が家と家族割という選択が良さそうです。で、まず最初にわからなかったのが家族割の定義。別の住所に住んでいる親子同士で可能なのかどうか。とあるauショップで聞いたところ同じ住所ではないとダメだという回答でした。でも、納得いかなかったのでauに電話して聞いてみると戸籍謄本で親子関係が証明できれば別の住所でOKですし、料金の請求も別住所で可能とのことでした。ならばと、私の戸籍謄本を取り寄せました。450円です。

 次にわからなかったのが番号ポータビリティ制度の利用方法です。ソフトバンクからauに乗り換えるわけですからね。ネットで調べました。まず最初に元の回線の会社に解約を申し出て予約番号をもらう必要があるそうです。これは店頭でもウェブでも電話でもできるというので、ソフトバンクのウェブで電話番号を調べたところ、最後に小さく出てました。

 この番号を電話すると最初は自動音声による案内に答えることになります。解約するケータイの番号などを入力します。その後、予約番号の発行にはオペレータが対応します。最初、私がオペレータと話そうとしたのですが、やはりというか当然というか本人と話さないとだめなようです。確かに、代理でやりとりできたら、ケータイ電話会社でお年寄りがカモられて知らぬ間にキャリア変更されていたということも起こりそうですし。最初に何点か質問されて、本人であるかどうか確認されました。その後、番号ポータビリティの重要事項説明がありました。最後はお約束の引き留めもありました。「どうして、変えるのですか?」という質問に「簡単ケータイを使いたいから」と答えると、「そのような機種はソフトバンクにもありますので、お考え直しいただけませんでしょうか?」だそうです。もちろん、しつこくはありません。一言だけです。その後、予約番号が口頭で伝えられました。この番号を持って新しいケータイ電話会社と契約するわけです。番号には有効期限があります。2週間みたいです。ちなみに、ソフトバンクの電話での案内にはこの予約番号のキャンセルという項目もありました。やっぱり乗り換えるのはやめようという人が使うのでしょう。

 次は予約番号を持ってauケータイの契約です。こちらは普通の新規契約と同じです。書類に予約番号を書く必要がありますが、それだけです。親子関係は戸籍謄本で確認されましたが、コピーも取られました。私自身は、あまり個人情報のことをうるさく言う人間ではありませんが、戸籍謄本(全部事項証明書)のコピーを取られるのは少し抵抗がありました。

 以上で手続きは終了です。番号ポータビリティを使う場合、元の会社に連絡して予約番号をもらうだけと考えて良さそうです。ただ、年割のような契約をしていると気をつけないと違約金を取られるので注意です。また、メールアドレスは引き継げません。

 せっかくなので、少しA1406PTの使い勝手についても書いておきましょう。端末は韓国のPantechというメーカーのものです。昨年(2005年)の暮れにauのラインナップに加わりました。あまり、魅力を感じる機種は出してなかったように思うのですが、ここに来て東芝製の簡単ケータイを引き継ぐ形で簡単ケータイの名前を授かったようです。

 簡単ケータイなので、確かに操作は簡単です。画面の下に表示される3つのボタンがそれぞれどこに対応するのかさえ覚えれば、画面遷移は容易に可能です。アドレス帳登録なども質問に答える形で進めれば大丈夫です。なかなか関心したのはボタンを長押ししてしまった時の動作です。お年寄りの場合、ボタンを押す時に知らぬ間に長押ししてしまうことがあります。それでもうまく動作するような努力がされています。例えば、3つあるワンタッチボタンやマナーボタンは押すとその後、確認に応答する画面になりますが、長押ししてしまうとその確認画面無しで先に進むようになっていました。

 説明書を見ると防犯ブザーがついているようです。キッズケータイでもないのに何で? という気もしましたが、まあ良いでしょう。時間と機会があれば、改めて使い勝手をレポートしてみたいと思います。長々と失礼しました。