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東川第3流入立坑

 先日、といっても今見たら既に1年近く前ですが、「所沢 東川 地下河川シールド工事」というものを書きました。所沢市を流れる東川は大雨が降ると氾濫するため、これを防止するために川の下に地下トンネルの川を作るという工事をしているという話です。

 この地下河川への入り口を見てみたい(本当は地下河川のトンネルの中を見てみたい)と思っていましたが、やっと見ることができました。地下への入り口は3箇所あるようですが、その一つ、第3流入立坑です。

 所沢市の金山町交差点のすぐ近くで、弘法橋と呼ばれる橋のすぐ下流側にこの施設はありました。あれ、弘法橋? 確か私が通っていた所沢市東中学校のすぐ近くにも東川にかかる弘法橋という橋があったはず・・・。まあ、こちらは後述する弘法の三つ井戸の弘法橋です。住宅地の中を流れる川で土地の余裕がないため、地下河川にするという話でしたが、確かに周りは住宅に囲まれていました。

 この施設がどのように動作するのかは実はよくわかりません。見た目の想像では、写真の左側が地下河川への入り口です。大雨で増水している時にここに落っこちると、そのまま地下トンネルに飲み込まれてしまうのでしょうか。それはちょっと怖いですね。このあと大きな柵で囲まれるとか安全策が取られるのでしょうか・・・。それについては工事完成後の大雨時に見に行ってみればもうちょっと新しい発見がありそうです。工事看板によると、この工事は第2流入施設導水路工事で平成17年12月26日から平成19年2月28日まででした。ちなみに、工事費は76,650,000円です。

東川第3流入立坑の下流

 この施設より下流の東川です。なんか、これまでよりも川幅が小さくなって、小川のような様相を見せています。

弘法の三ツ井戸

 弘法橋を渡って反対側に行くと、有名な弘法の三ツ井戸があります。その昔、弘法大師がこの近くを通った時に、杖で三箇所指し示し、そこを掘れば水が出ると教えてくれたそうです。その一つの井戸が現存しています。落ちないように防御ネットが張られているのはわかりますが、その周りには「ゴミを捨てるな」の看板がたくさん掲げられていました。ゴミを落としていく人がたくさんいるのでしょうが、井戸の周りをたくさんの看板が囲んでいるのも少し見苦しいです。ちなみに、手元に練馬区の商工観光課が作ったねりコレという冊子が手元にあるのですが、これによると、練馬区貫井の地名もその昔、弘法大師が杖で知面を叩いて清水を呼び起こしたことに由来しているそうです。弘法大師はあちこちで活躍されたようです。