ブログネタ
最近読んだ本 に参加中!


「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは

 前々から気になっていた本なので読んでみました。

 読後感ですが、改めて我ながら知識の乏しさと理解力の無さを感じることとなりました。そして改めて昔の若者は哲学に詳しかったんだなという、本題とは関係のないところに感心しました。

 色々な思想家の話が出てくるのですが、きちんと理解できない私がいました。恥ずかしいです。でも、新渡戸稲造の「武士道」を著者が噛み砕いたくれた箇所は、部分部分は理解ができました。今回はこれで十分と納得することにします。

 また、戦後すべての過去を否定してしまった日本に対して、良いことは良かったと勇気付けてくれようとしている熱意はよく伝わってきました。

 付録に「慶応大学三田祭・幻の講演原稿」というのが収録されていました。実際には行われなかった講演の原稿です。今でも台湾で高く評価されている八田與一氏について語られています。これは良く理解できて読み応えがありました。