先日お話した、見沼通船堀の見沼代用水東縁の先にあった私好みのものというのがこれです。富士塚です。見沼通船堀東縁から見ると上の写真のようになり、かなり標高があるように見えます。これまで見てきた富士塚では我らが荒幡富士が一番だと思っていましたが、ここから見た限りではここも期待できそうです。
反対側から見ると標高はあまり感じられませんが山の形が良く分かります。丸参講の蓮見知重さんの発願によって築造たものだそうです。案内板によると文化2年(1805年)です。埼玉県下では最古のものとか。国指定有形民俗文化財となっています。
頂上からの眺望は片方には開けています。富士山方面でしょうか。この眺望は荒幡富士の勝ちと言えましょう。
ただ、ここの富士塚は胎内くぐり用の穴が掘られていたようです。今はふさがれていますが、これまで行った富士塚の中にはこのようなものはなかったように思います。見沼通船堀に行った際にはぜひこちらにも足を運んで見て欲しいと思います。
特に富士塚めぐりをしているわけではありませんが、これでこれまでご紹介した富士塚は以下の通りとなりました。