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野火止用水緑道橋

 以前、「ニトリ新座店と野火止公園」というのを書きましたが、このすぐ横には野火止用水緑道橋というのがあります。川越街道(国道254号)にかかる歩道橋です。1989年12月に埼玉県が架けた橋であるかのようなプレートがありました。

 今まで何の気なしに上って川越街道を走る車を見ていたりしましたが、今回、近くに埼玉県が立てた石碑を発見しました。そこにはこう書かれていました。

野火止用水緑道橋は
貴重な歴史遺産
である県指定史跡
野火止用水に
架橋されています

平成二年三月

埼玉県
野火止公園横の野火止用水

 確かに橋とほぼ並行に野火止用水が流れています。

野火止用水が地中に潜るところ

 でも、橋の横でこの野火止用水は地中に潜ります。川越街道(国道254号)を通過するためかと思っていましたが、野火止用水緑道橋が野火止用水に架橋された橋ということは、野火止用水は橋の下をくぐるように斜めに川越街道を横断しているのかもしれません。

消えた野火止用水

 そんなことを確認したくて、いつもは行かない対岸に渡ってみました。ところが、そこに野火止用水はありませんでした。何か水路らしきものはありましたが水は流れていません。野火止用水は地中を流れているのでしょうか。完全に行方不明です。

 ちょっとネットで検索したら新座市の「第64回市長姿勢懇談会でのご意見・ご提言」というページがヒットしました。これによると、

新座駅南口第2土地区画整理事業区域内でも、野火止用水の本流復活を計画しています。具体的には、国道254号線をサイホンで越え、旧川越街道で下水道に流す予定です。

 とあります。ということは、やっぱり現在のところ、野火止用水はあそこでおしまいということでしょうか・・・。てっきり完全に復活されていたのかと勘違いしていました。

野火止用水に捨てられた自転車

 野火止用水には自転車が捨てられていました。管理するコストを考えると、簡単に「野火止用水復活」を叫べないのも事実なのかもしれません。少し悲しい現実です。