都立東大和南公園内にある戦災建造物です。一度行ってみたいと思いつつ、なかなか足を運ぶことがなかったのですが、東大和のイトーヨーカドーとダイエーに行く口実で見てまいりました。
案内版を要約するとこうなります。
航空機のエンジンを製造していた東京瓦斯電気工業株式会社(翌年、日立航空機株式会社立川工場<立川発動機製作所>に改名)で使われていた変電施設です。米軍による攻撃は次の3回。
- 昭和20年2月17日 グラマンF6F戦闘機など50機編隊による銃・爆撃
- 昭和20年4月19日 P-51ムスタング戦闘機数によるもの
- 昭和20年4月24日 B-29の101機編隊による爆弾投下
あわせて110余名の死者が出たそうです。
その後、経営会社が変わっても平成5年12月までは使われていました。都立公園として整備するに当たり残すことになったものです。
緑の多い静かな都立東大和南公園の中にあって、近隣在住のよく公園を利用する人にとってはいつもの変わらぬ光景として目に映るのでしょう。私以外に建物に注目している人はいませんでした。でも、昭和20年の米軍による銃撃・爆撃の跡をそのまま残したこの建物は多くのことを語りかけてくれた気がします。
変電所の建物の前には給水塔モニュメントなるものが置かれていました。こちらは平成12年まで使われていた給水塔ですが、変電所同様、戦災建造物としてその一部がモニュメントとして残されたとの事です。
これらのような貴重な建物がきちんとした形で残されたことに、小松ゼノア(平成12年にこの地より川越に移転)、東京建設局をはじめ関係各位に敬意を表したいと思います。
日立金属・神戸製鋼らが世界最大級の5万トンプレスを保有する新会社設立。エアロフォージ社は両社と石川島播磨重工・伊藤忠商事等が立ち上げの計画を公表。日立金属の合金設計に優れる特殊鋼技術や金型技術と神戸製鋼の持つ鍛造技術を融合させ、高性能部材が要求される航空機エンジン・発電プラント用のシャフトやブレードの製造を行い、2012年岡山にて製造開始予定。ここが操業開始すれば、日本製鋼所製の1万5千トンプレスを抜き、旧式で稼働率の低いロシアの7万5千トンプレスに次ぐ第二位で、実質的な有用性としては世界第一位となる。