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日光街道に面した耕心館

 瑞穂町にある社会教育施設「耕心館」です。「こうしんかん」と読みます。ザ・モールみずほ16に行く時は、日光街道に面したこの耕心館の前を通ることが多いので前から気はなっていた存在でした。

 新宿の都庁に行った際に東京の観光案内所コーナーでひょんなことからこの耕心館のパンフレットを見つけました。そこまでPRしている施設ならばと、とある日に出かけた時のお話です。

 もともとこの地で醤油醸造業や煉瓦製造業を営んでいた細渕家の建物を瑞穂町が買い取って公開しているもののようです。

耕心館2F

 母屋の2階は、多目的大広間となっていてコンサートなどが行われています。こちらにイベント情報があります。

耕心館1Fは喫茶室

 1階は喫茶室(ストーリア)になっていて、コーヒーやランチが楽しめます。この手の古い建物を買い取って一般公開するのはどこの自治体でもやっていますが、公開だけでなく積極的に再活用している点が評価できると思います。

耕心館の土蔵の中は懐かしいものがいっぱい

 母屋のほかに土蔵もあります。土蔵の中には少しだけ昔懐かしいものが展示されていました。あまり懐かしくない、今でも私は使っているようなものまで展示されていたのには少し苦笑いです。

耕心館の井戸

 井戸もあります。細渕家が江戸時代末期から使用していたものだそうです。明治時代に醤油醸造が始まると主にそのために使用されたとか。

耕心館の煉瓦製造用煙突

 細渕家は昭和20年代に数年間煉瓦製造業を営みました。その時の煙突です。原材料の粘土は、日光街道と旧国道16号線の交差点東側の山際から採掘したものと愛知県常滑産のものとを併用したと説明されていました。

耕心館の周りは茶畑

 周りにはお茶畑が広がっていました。

 駐車場もありますし、入場は無料ですので、ちょっとのんびりした気分を味わうために出かけてみてはいかがでしょうか。