先日、靖国神社と千鳥ヶ淵戦没者墓苑について書きましたが、千鳥ヶ淵の対面にある北の丸公園もすばらしいです。本当にここが東京のど真ん中なの？って感じです。
このところ、何度かお邪魔させてもらいました。
そういえば武道館を見るのも久しぶりです。昔、ジュリアン・レノンのコンサートをここで見た記憶があります。他にも何か見た気がするんですけど・・・忘れてしまいました。
やっぱり緑は良いですね。心が洗われます。
でも、なぜ「運動禁止」なのでしょう・・・？ ボール遊びとかではなく運動なのでジョギングなどもだめなのでしょうか。
園内には滝までありました。もちろん、作られた滝でしょうが、本当にここって都心なの？って感じです(しつこいですが)。
この滝の上には千鳥ヶ淵を一望できる高台があります。ここは、無線に良さそうだなと思いCB無線機の長いアンテナを伸ばして運用しました。しばらくすると、警備の腕章をつけた人がやってきました。
「それは無線か何かでしょうか・・・？」
これ以上無いくらい下手に丁寧に質問されました。私は何を間違ったか、市民無線は無免許で使える無線でこの時期、Eスポと呼ばれる電離層が突発的に現れると想定外の交信ができることを力説しました。警備の方は
「なるほど、山岳救助などに使われるやつですね」
と言ったのち、この地はご存知の通り警備がシビアでできればやめて欲しいということを遠まわしに言ってきました。やはり、下手下手に出られると弱いです。この日は継続をあきらめたのでした。
千鳥ヶ淵交差点から北の丸公園の南側に通じる道路沿いの散歩道もすばらしいです。車道の横に少し小高くなった散歩道があります。まるで三保の松原のよう(少しほめすぎ)。
テーブルもあります。お弁当でも広げればちょっとしたピクニック気分です。でも、道を挟んで壁の向こうは皇居なんですよね。
ここから見る千鳥ヶ淵も綺麗です。首都高速の都心環状線ですら見事に景観にマッチしているように見えます。
もちろん、ここからも無線をやりました。短時間だったため、お咎めなしでした。でも、帰りがけ、すぐ近くに耳にイヤホンをつけたスーツ姿の強靭そうな男の人がいたのを見つけました。どうみても散歩しているようではありませんでした。SPの方でしょう。もしかしたらマークされていたのかもしれません。
この千鳥ヶ淵沿いの散歩道が北の丸公園とぶつかる場所に乾門があります。
警官の数がいつもより多いので、しばらく離れて見ていました。首都高速の入り口を閉鎖するとかで、信号も手動操作していました。しばらく経つと門前の白バイが動き始めました。また、門の中からは自転車に乗ったスーツ姿の人たちが大勢出てきました。SPの方々が配置につくのでしょう。
写真など撮影していたら、やっぱり来ました。愛想のよさそうなおまわりさんです。声をかけられる前に声かけてしまえと思い、
「何かあるんですか？」
と尋ねると、理由を丁寧に教えてくれました。ただ、この場所にいると警備上困るので、対面の乾門の前に移って欲しいとのことでした。つまり、警官がたくさんいる中に混じって欲しいということです。
「手を振っていただいても構いません」
とおっしゃってくれましたが、さすがにそこまでする気にはなれずにこの場を離れました。
実はこの少し前にも乾門に入っていく黒い高級車を見ました。その時は前後をSPの黒い車が固め、SPの車は窓全開、暴走族のハコ乗りに近い感じでまわりをキョロキョロしながら不審者がいないか警備していました。
皇居周辺が広々としていて緑が多いのは、警備上の理由もあるのかもしれませんね。
