山口貯水池(狭山湖)と狭山自然公園の続きです。
狭山湖自然公園のオオタカのトイレがある場所から狭山湖の周りをなぞる道路が始まります。最初のうちはホテルが何軒かあって少し怪しい雰囲気が漂っていますが、そのうち、単なる未舗装路になります。
時間のある時にここから比良の丘(ブドウ峠)まで歩いた時の記録です。
狭山湖は水道用水であるため、フェンスに囲まれて入れないようになっています。そして、道路の反対側もなぜかフェンスがあって未舗装路をただ歩くだけというあまりおもしろい道ではないのですが、歩き続けると「トトロの森4号地」というのがありました。ナショナルトラスト運動で自然保護を行っているようです(「トトロのふるさと財団」サイト参照)。恥ずかしながら、このような運動が行われていることは知りませんでした。
でも、この4号地は柵がしてあって入れませんでした。竹林なのでタケノコを勝手に持っていってしまう人がいるのでしょう。きちんと許可を取ればタケノコ採取も可能なようです。
さらに単調な道を歩くと東川沿いに上がってくる舗装路にぶつかりました。そういえば、このあたりには湿地があると聞いています。見ると、それっぽい道の入り口もあります。
さっそく入ってみました。早稲田大学の敷地の横を歩くようになっています。早稲田大学の敷地には入れません。
でも、湿地は早稲田大学の敷地内にありました。柵の外から湿地が見えます(写真だとちょっとわかりづらいですね)。位置的に東川の源流でしょうか。
水辺に集まるカエルなどを捕食するためヤマカガシもいるようです。注意です。
もしかすると、この先に進めばもっと別の湿地があるのかもしれませんが、ここまでで元来た道を狭山湖沿いまで戻りました。
さらに進むと今度はトトロの森5号地がありました。どこにでもある雑木林ですが、こうでもしないと資材置き場になってしまう可能性があるんでしょうね。
さらに進むとブドウ峠(比良の丘)です。一応、この日の目的地です。目的は達成ですが、よく見るとブドウ畑の横から下に下りる道がありました。せかっくだから下りてみました。
すると、なんと小川がチョロチョロと流れているではありませんか。ここはマムシ注意だそうです。
その小川沿いに歩くとジャーン。池とも呼べる様な神秘的な湿地帯が現れました。すばらしい大自然です。所沢にもこんなところがあるんですねえ。
この池のさらに奥が湿地になってました。位置的にはこれが砂川堀の源流でしょうか・・・。
ほとんど手付かずの自然ですが、驚いたことに所沢市の石柱が埋め込まれていました。ここは所沢だという標識でしょうか・・・。もしかして入間市との境? 境はもっと西のような気がしますけど。
知る人ぞ知る場所なのでしょうが、予期していなかった湿地の発見に得をした気分です。
今回は何も下調べしないで思いつきで湿地めぐりができましたが、きちんと調べてから行くともっと楽しい発見があるかもしれません。
湿地には捕食目的にヤマカガシやマムちゃん(毒蝮三太夫さんではありません)が現れるようなので、十分注意しましょう。
最後に、先ほどの池から流れ出す川のチョロチョロ動画を1つ。
実は私も狭山丘陵を歩いているとトトロの森の看板をよく見かけるな〜と思っていました。あまりよく見かけるもので、この前試しに会員になってみました。