ブログネタ
タウン情報(東京) に参加中!
矢川緑地保全地域

 eco検定で西国立に行った際には矢川緑地保全地域を見てきました。余裕があれば行きにこの緑地を通って試験会場に行っても良いなあなどと考えていたのですが、そんな余裕があるわけが無かったのは先日記載した通りです。

 試験会場の東京女子体育大学を出て行き来た道とは反対に向かいました。後ろからは「駅はそっちじゃないよ」という視線を感じながら。矢川緑地保全地域への道のりは受験票の地図に出ていたのですが、試験会場で回収されてしまったため、頭の中の地図だけが頼りです。

矢川緑地保全地域の散策路

 南武線の踏切を越え少し住宅地を歩くと川にぶつかりました。「これが矢川か・・・」とふと右後ろを振り向くとありました、矢川緑地保全地域です。

 住宅街の中に突如として現れたオアシスです。矢川にはホタルがいるようで、コイを放流しないようにと注意書きがありました。なるほど、コイはホタルの幼虫を食べちゃうんですね。

矢川緑地保全地域の湿地帯

 森と川と湿地帯がうまく調和していて歩いていても気持ちが良いです。さっきのeco検定の設問でもあった「フィトンチッド」も意識的に感じます。

 やはり湧水がたくさんあるようで、ここは東京の名湧水57選にも選ばれていました。周りが住宅地なだけにこの風景にはどこでもドアを通り抜けて来たような気分になれました。ボランティアの方々の努力が目に浮かびます。

矢川緑地保全地域の井戸

 緑地内には井戸の跡もありました。このあたりは湧水が豊富なので、この井戸は2m掘っただけのものだそうです。昔から人間は水場に近いところに住居を構えたわけですから、ある意味、すぐ隣が住宅地というのは非常に自然な形なのかもしれません。

矢川緑地保全地域のコンクリート壁

 緑地内をそのまま直進していたら突如としてコンクリートの壁に突き当たりました。住宅地です。本当に住宅地に隣接しているんだなという感じです。

立川聖苑

 少し戻って西国立駅に向かう方面の出口から住宅地に戻りました。すぐ横には立川聖苑という建物がありました。火葬場のようです。最近の火葬場は煙突が無いのですよね。緑地のそばなので自然な気持ちでお別れできる場所かもしれません。

ガードレール代わりの橋の欄干?

 駅に向かう途中で橋の欄干らしきものを発見しました。でも、橋の下には川はありません。コンクリートで固められています。この欄干には「昭和三十四年三月竣功」と書かれていました。すぐ横は緑川第三児童遊園という公園です。

 これも暗渠化された川でしょうか。少しネットで検索してみたところ、緑川という川があったらしい記述が何点か見つかりました。これはその緑川にかかっていた橋の名残でしょうか。現在は、ガードレールの役目を果たしているように見えました。少し不思議な光景でした。