荻窪の職場からお昼休みにどこかへ散策に行こうと地図を見ていたら、先日少し触れた善福寺川のもうちょっと下流沿いに善福寺川緑地というものがあるのを見つけました。
私の見積もりだと片道10分ちょっと。細かい道を通ると迷いやすいので、とりあえず荻窪から南下して、善福寺川にぶつかった所から川沿いに歩くことにしました。これでも15分くらいで行けるのではないかと考えていました。
まずは予定通り杉並保健所あたりから川のほうへ向かい、おそらく善福寺川にぶつかったのが春日橋だったかと思います。ここから川沿いに歩き始めました。
水深が浅いせいか川の水は綺麗に見えますが、少し匂います。昔のドブ川、柳瀬川を思い出させてくれるほのかな香りです。源流から5kmくらいしか離れていないのに、どうしてこうなのでしょう。残念ながら川底には色々なゴミが散見されます。川はコンクリの護岸で固められていて、大きな水路みたいな感じです。
少し下流の橋でこんな鳥を見つけました。サギの仲間でしょうか。カメラを向けても動じません。ある意味、人間なれしてしまっているようです。川岸のスペースが無いので、橋の下のコンクリ部分で羽を休めているようでした。
途中、水位を測る機械が設置されているのを見つけました。白い線が書かれていて、上には大きなサイレンがあります。近くの説明を読むと、この白い線を水位が越えるとサイレンがなるそうです。出水の危険を知らせるのですね。確かに集中豪雨の雨が一挙にここに流れ込んだら、急激に水位は上がりそうです。
さらに下流にはカモもいました(こっち向いてちょうだい)。少し匂っちゃってる川でしたが、元気に水浴びしていました。彼ら善福寺川の鳥たちは普段はどこにいるんでしょうね。
それにしても長いです。地図ではあまり気にしていませんでしたが、善福寺川はかなりゆるやかに蛇行しながら流れているので川沿いに歩くとそれなりの距離を歩くことになることを後で知りました。善福寺緑地の端っこに付いた頃には出発してから20分少し経過していました。
善福寺緑地はここから川沿いにかなりの長さがあるようですが、そこを回っている時間はなくなりました。端の部分を少しフラフラしてから帰り道につきました。
帰り道は少しショートカットしてやろうと思い、川沿いの道から離れてみたところ、西田商店街という小さな商店街を通りました。昔懐かしい感じのお店が何軒かありました。こういう肉屋さんが昔は実家の近くにもあったなあと思いながら通り過ぎると、その先では薬屋さんでしょうか、何屋さんかが店じまいの後片付けをしているところでした。それを見ながら少し寂しい思いで職場に戻ったのでした。
写真からするとウチの近くも通られたようですね。
このあたりは静かで落ち着きます。善福寺川緑地帯は自分も散策したりジョギングしたりサイクリングに出かけたりしています。春の桜の頃も壮観ですが、個人的なオススメは秋の紅葉の頃でしょうか。五日市街道付近の銀杏並木は黄色一色の世界で美しいです。