所沢市にはこぶし団地という場所があります。私も学生時代の友人が何人か住んでいます(「いました」かもしれません)。写真は、団地内にあるさいたまコープのコープこぶしです(個人のお宅だと問題ありますから)。見た目よりも店舗が広いので、たまに利用します。
なんで、こんな話題をするかというと・・・。
コープこぶしの前の道路です。このまままっすぐ進むと航空公園です。反対側に進むと所沢市立若松小学校です。
少し前に、とあるお方からこの「こぶし団地」の名前の由来を聞いて衝撃を受けたものですから、いつか話題にしてやろうと、無理やりさいたまコープに関連づけてます。
これまで、こぶし団地の「こぶし」は何の疑いも無く「こぶし」の木をイメージしていたのですが、実は、「団結」のこぶしだったようです・・・。時代を感じさせるネーミングです。
今でも私の所属している組合(ユニオンショップ制)では、春闘前の職場集会などでこぶしを高々と突き上げて「ガンバロー三唱」などを行いますが、いわば形だけです。
何か関連する情報が無いか検索したところ、彩の国コミュニティ協議会の「広げようコミュニティの輪 第16号」にこぶし団地自治会が紹介されていました(PDFはこちら)。
ここには次のように紹介されています。
「こぶし団地」は、昭和41年に民間企業の労働組合が中心となり自主的に建設した団地です。
団地の名称は入居者からの募集により、団地が勤労者の団結の所産であることの記念、且つ「こぶしの花のような綺麗な街にしよう」という願いを込めて命名されました。
なるほど、やっぱりそうだったのですね。
市町村合併等で、意味も無く二つの名前を組み合わせた地名などが増える中、このこぶし団地の「こぶし」は由来も含めて守り抜いて欲しい地名です。