「強羅 ホテルパイプのけむり」の続きです。
強羅からはケーブルカーとロープウェイを乗り継いで大涌谷へまいりました。大涌谷といえば子供の頃、旅行で乗った強風のロープウェイを思い出します。まさに写真の大涌谷の上を通り過ぎる時はゴンドラが右に左に大きく揺れ、かなり危険を感じました。ちょうど私たちの乗るゴンドラが駅についた時点でロープウェイは運転中止となったのですが、生きた心地がしなかったです。ゴンドラが駅に到着した時にゴンドラ内で拍手が沸き起こったのをよく覚えています。
つい最近、大きな工事を行ったようで、新しいロープウェイになっています。風にも強くなったようです。
大涌谷周辺は亜硫酸ガスや硫化水素ガスが多いので立入エリアが限定されていますが、散策には楽しい場所です。あいにく展望はよくありませんでしたが、澄んでいれば富士山が綺麗に見えるのではないかと思います。
大涌谷といえば黒タマゴでしょう。80度の温泉池の中でタマゴを1時間ほどゆでるそうです。黒いのは硫化水素と鉄分が結合し硫化鉄となったものです。温泉池から出して、さらに5分蒸して(蒸し釜内温度は95度〜100度)できあがりです(案内板から)。
1個食べると7年寿命が延びると書いてあり、さらに他の看板には2個食べると14年延びるとまで書かれていたことは確認済みです。じゃ、10個食べると70年延びるのかといえば、私は専門家ではないのでわかりません。
少し気になったのがこの池です。ロープウェイの駅のすぐ横にありました。
さらにロープウェイに乗って桃源台駅方面に進むと下にはこんな池もありました。
帰宅後も気になっていたので少しウェブで調べてみたところ、その答えは箱根温泉供給株式会社のサイトにありました。
「蒸気井温泉について」を読むとこの貯水池が何なのかよくわかります。簡単に言ってしまうと、温泉の元となる水だったのです。もともと大涌谷の温泉は自然湧出量が少なく、湧水や降水に頼っていたそうです。ただ、これだと天候等に左右されて一定の温泉供給ができません。そこで、仙石原の井戸から汲み上げられた水を上の写真にある貯水池まで揚水し、大涌谷で蒸気と混合することで温泉に変身させるのでした。
個人的にはかなり大発見、というか新しい知識の習得だったのですが、もしかしてよく知られたことだったでしょうか・・・。
大涌谷の売店で、すすきまつり2007のポスターを目にしました。8/25に箱根仙石原文化センターすすきの原アリーナにて行われます。久しぶりに柏原芳恵さんの写真を拝見しました。この顔を見ると頭の中で「紅茶のおいしい喫茶店・・・」が振りつけ付きで始まるのは私だけではないはず。入場無料ですよ。お近くの方はぜひ、どうぞ。
拍手が沸き起こったとは、スゴイ経験ですね。そんなんでいいのか!?って気はしますがまるでヒーロー扱いですね。大涌谷は乗換駅でしたっけ??以前箱根に行った時は半分だけ新しいロープウェイでしたが、今は全部新しくなっていますか?