先日、何気なく「ゴーヤ破裂」を書いたところ予想外にコメントを頂戴したため、ご希望にお応えして(誰も希望してないですか?)、その2です。
さすがに平日にこんなことはしていられないので週末の実験です。幸い、この週末には4つぐらいの破裂がありました。
破裂したものの一つは落下してました。高いところから落下するので、赤い種の周辺に良い具合にちらばります。これも植物の知恵でしょうか。
はい、それではもう少し詳しく見て行きましょう。せっかくの機会ですので、今回は試食してみることにしました。子供の頃から落ちたものは食べちゃだめだと教えられてきたので、さすがにこの写真の落下したものは口にしません。今回、食べてみたのはまだツルについたままの破裂したゴーヤです。
まずは、オレンジ(黄色のほうが正しいかも)の皮の部分を食します。緑のものと違ってとてもやわらかい食感でした。水分が飛んでいてサクサクとして歯ざわりが気持ちよいです。苦味はありません。でも、それといって味もありません。本当に食感を楽しむだけって感じでした。
次はお待ちかねの赤い種です。非常に鮮やかです。ところが、これは手に取るとヌルっとしました。気持ちわり〜です。ベタベタとする感じではなくさらっとしててヌルです。
でも、ここまで来たら口に入れてみないと話が進みません。意を決して赤いヌルを口の中へ。口の中では見た目の通りの食感(?)です。若干、ゴーヤの苦味が残ってますが、それ以外に酸っぱいとか甘いとかの味はありません。口の中でぐるぐるさせているうちに赤いヌルは取れた感じです。さすがに飲み込む勇気はないので口の中のヌルはぺっぺっしました。
そして、口なかから取り出した赤いヌルが取れた種がこちらです。あ、赤くない・・・。そうです、赤いのはヌルだけだったようです。種はよくある種と同じです。それにしても、この赤いのは何のためにあるのでしょうね。種が乾かないようにするためかとも思いましたが、こんなものは雨でも降ればすぐに落ちてしまいます。あとは、やはり動物に拾ってもらうために目立つようにしているのか、逆に動物に拾って欲しくないために毒々しい色をしているのか、どちらかのように思えます。
今回のゴーヤ破裂試食を通して小さい赤ちゃんの気持ちがわかりました。やっぱり、何だかわからないものはとりあえず口に入れてみることで進展があるんです。で、私は今回何がわかったかというと・・・特にすごい発見はなく、破裂したゴーヤは食べてもおいしくないということぐらいでしょうか・・・。
先日、入間市の安川通り沿いのお宅で破裂したゴーヤを発見。一人、仲間を見つけた喜びをかみしめておりました。
となると、やっぱり、人は一人で生きるものではないと言うことがよくわかるような気がします。
当たって逝って、知恵を遺した名もない人に感謝。
そして、ゴーヤを食べてみたTobaさんにある種の尊敬。