先日、神田明神へお参りに行きました。時節柄、境内は七五三のお祝いをする方々でにぎわっておりました。
そして、その一角で見つけたのがハッカパイプの屋台です。
懐かしいですね。昔はお祭りといえば必ず見かけたものです。もちろん、よく買いました。吸い込むハッカが無くなってからもスースーと吸い込んでいたような気がします。
そして、今回も購入です。1つ500円。高いといえば高いですが、元々高めの露天商品ですので妥当な相場でしょうか。
すぐに吸い終わってしまったので、実費負担で中身だけおかわりできないか聞いてみましたら、快くOKしてくれました。そして、結局お金は受け取ってもらえなかったです。
最近の子供たちはハッカパイプなんて知らないと思います。そんな話をしていたら露天商の方から興味深いお話を伺うことができました。私たちはハッカパイプを扱う露天が減って来ているから今の子供たちの知る機会が減っているのだと思っています。普通はそう思うでしょう。でも、露天商の方の視点は違いました。最近の親が子供に買ってあげようとしないのが原因だと言うのです。自分(親)はビール片手に歩いているのに子供が「あれ、欲しい」というと「あんなものはダメ」となるんだそうです。
なるほど、言われてみればそんな気がするだけに耳が痛いです。
粋な的屋さんですね。
的屋さんは、少しずつ消え行くある意味辺境の部分にいるためか、視点も、今の社会の本質にかかわるのかに見えるところを突いているようにも感じますね。
どう本質よ?って聞かれると俄には答え得ないものもありますが、ちょっと自分たちの外側からのパースペクティブを意識しました。