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秩父市立浦山歴史民俗資料館

 浦山ダムの次はすぐ近くの浦山歴史民俗資料館へ行って見ました。

 この資料館は「浦山ダム建設に伴う水源地地域整備事業により、浦山地域の生活文化の復元と保存・伝承を目的として建設されたもの」だそうです。

 ん、ダム建設と引き換えに沈み行く地の資料館が作られたってことでしょうか。何となく寂しいですね。

浦山歴史民俗資料館の中

 浦山は周りを山々に囲まれた地ということで、昔から自然に対する信仰心は強かったようです。伝承されてきた文化の中にもその一端がうかがえます。

浦山の廃校になった学校

 過疎で閉校になってしまった浦山小学校、川俣小学校、浦山中学校のアルバムが民俗資料館の一角に紹介されていました。既に過去のものとなってしまった民俗だけでなく、消え行く民俗が紹介されているようでやっぱり寂しい感じが漂っていました。

浦山の獅子舞

 私は知らなかったのですが、ここ浦山の獅子舞は有名なのだそうです。毎年10月の終わりに行われるもので、真剣をくわえて舞う獅子舞だとか。そういえば、ダムの横の道路を走っていて寄国土(ゆすくど)トンネルというトンネルをくぐる時に、トンネルの上に獅子舞の絵が描かれているのを見てなんだろうと思っていたのですが、ここに来てその意味がわかりました。

 資料館に飾られている獅子舞は実際に使われるものだそうです。私が行った1週間ほど前には実際に舞っていたのですね・・・。今後も継承されていって欲しい文化です。