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船の科学館展望塔からの風景

 前回の続きです。船の科学館のお話です。

 ここには展望塔があります。地上70mからの展望が楽しめます。おそらく13号埋立地だった昔よりも今のほうが景色が楽しめるのではないでしょうか。私も前に見た景色は覚えていませんが、今回はなかなか見ごたえのある展望が楽しめました。上の写真はお台場として栄えるようになったからこそ楽しめる展望です。

船の科学館展望塔からのレインボーブリッジ方面

 こちらはレインボーブリッジ方面です。私が以前に来たときはレインボーブリッジもありませんでしたから、この景色を見るのも初めてのはずです。

 船の科学館は17時までの営業なので、夜景は楽しめないのかもしれませんが、人も少なくなかなかの穴場ではないかと思います。

 船の科学館そのものは17時までですが、科学館の上は多目的ホールになっているのでうまくすれば夜景も楽しめるのかもしれません。私が行った日には、小沢一郎氏の後援会の集まりが行われていたようでした。

船の科学館の羊蹄丸

 船の科学館といえば初代南極観測船「宗谷」の展示が有名です。タローとジローが乗った船ですね。ここには何度も入った記憶があって、もう新しいものは期待できないのかもしれませんが、今回は見慣れぬ船がその横にありました。それが羊蹄丸です。青函連絡船として本州と北海道の間を行き来していた船です。いつのまにか、船の科学館にて第二の人生を送ることになったようです。前回このあたりに来たのは北朝鮮の不審船を公開していた頃(2004年?)ですが、その時はありませんでした。その後いつの間にかやってきたようです。(ちなみに不審船は今は海上保安資料館横間館にあるそうです。)

船の科学館青函ワールド1

 この羊蹄丸も宗谷同様、船内を展示用に改装されているだけかと思いきや、中は別世界でした・・・。入り口からして自動ドアで、これにはびっくりです。

 無料で遊べる子供向け遊具が並べられていたりして「船の科学館なかなかやるなぁ」といった感じなのですが、その中でも必見なのが青函ワールドです。昭和30年代の青森駅前を再現した世界です。

船の科学館青函ワールド2

船の科学館青函ワールド3

船の科学館青函ワールド4

 まとめて写真をご覧ください。青函連絡船だから青森駅前なのでしょうが、船とはまったく関係ないところでかなり細部にこだわった作りをしています。この展示は遠くで見るだけでなく、人形の間を自由に歩き回れ触ることができます。完全に受けを狙ったようなものまでありました。というか、そんなのばっかり?

 私は昭和30年代は知りませんが、またノスタルジーです。

 前回の笹川良一さんや大場久美子さんもノスタルジーですが、新しい展示もノスタルジー。古くからあるせいか、お台場にあってあまり注目されない船の科学館ですが、古くからあるからこそできることもあるんです。船の科学館がお台場の「新しい」名所となることを願ってやみません。