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秋津駅前の案内板1

 西武池袋線秋津駅はJR武蔵野線新秋津駅との乗り換え駅です。駅はつながっていません。秋津駅の改札口には新秋津駅の時刻表が電子掲示されていたりして乗り換え客への対応はとても良いと思っています。

 ただし、残念ながらせっかくのサービスも一歩間違えると逆効果になってしまう例をひとつ。

秋津駅前の案内板2

 上の写真を見てください。2枚目は案内表示を少し大きくしています。

 あなたが秋津駅を初めて使う人で武蔵野線に乗り換える必要があるとします。電車を降りたところで上の案内が目に飛び込んで来ました。さあ、階段は上るでしょうか。

 普通、上るのではないかと思います。

 でも実は上らないのが正解です。案内に書かれた矢印がグニャと曲がっているのがくせ者です。この階段を上って行けるのは案内の一番右にある「出口(北口)」だけです。よく見ないと見落としますが、武蔵野線は「階段を上らず直進」とも書かれていたりもします。武蔵野線の乗り換えは南口なのです。

 この階段の前に立ち止まって少し間があった後に階段を上って行く人を何度見たことでしょう。きっとぱっと見て武蔵野線はここだと判断してしまったのでしょう。でも、そういう人は上った先の所々でまた立ち止まって悩むことになります。というのも「武蔵野線は反対側出口」の旨の簡易案内がこの先何箇所かにあるからです。

 運悪くそれら途中の案内に気がつかないと北口出口まで来てしまいます。北口は無人改札のため駅員さんに聞くこともできません。北口改札に「武蔵野線は南口から○○メートルです」の表示はあるものの、初めての人は間違いなくそこが南口だと思ってしまうことでしょう。そして、改札を出た先で右往左往です。

 事実、北口駅前では何度か新秋津駅への行き方を聞かれました。行けるには行けますが説明は少し難しいです。間違って北口に出てしまったら、インターフォンで駅員さんを呼び出して反対側に渡らせてもらうのが一番の回復方法かと思います。