多摩湖の取水塔

 都立狭山公園の中にあるというのか、耐震補強工事で綺麗になった多摩湖(村山下貯水池)の堤体を見て来ました。

 強化工事の見学会インフォメーションセンターに行ったのは3年ほど前でした。時が経つのは早いです。

 うれしいことに15台ちょっとはとめられるであろう無料の駐車場も作られていました。さらに、これまたうれしいことに少しわかりにくい場所にあります。村山貯水池駐在所の真ん前です。

多摩湖の堤体(水側)

 あいにくの曇天で、途中からは雨も降り始めてしまいました。でも、モノトーンの多摩湖も水墨画みたいで良いものです。遠く対岸には西武園ゆうえんちの遊具類や掬水亭の建物が見えます。

多摩湖の親柱

 工事見学会で展示されていた親柱ですが、ご覧の通りオブジェのように飾られていました。ここの耐震工事の際は堤体内から耐弾層が出てきたことが話題になりました。こういう公共のものでも、昔の工事の詳細は後世に引き継がれていないんですね。つまり、工事をする前の調査が、発掘に近い感じでしょうか、ある意味。

多摩湖の堤体(陸側)

 こちらは堤体の水の無いほうです。階段で上と下を行き来できるのは、狭山湖と同じです。工事見学会では、この緑が茂る壁にボール投げをするイベントが行われていました。

狭山公園

 堤体の下は都立狭山公園です(堤体上も狭山公園だと思いますが)。ちょっとした遊具があって近所の子供たちが遊んでいました。

狭山公園のたっちゃん池

 公園の外れにあるのがたっちゃん池です。その昔、たっちゃんという子が溺れて亡くなるる事故があって、それからたっちゃん池と呼ばれるようになったとか。工事見学会の時に水道局の人に教えてもらいました。

 これからの季節、水辺の風景としてもお薦めです。