練馬区指定文化財の旧内田家住宅です。
先日行った練馬区の石神井公園ふるさと文化館の隣にありました。あちこちの市町村がこの手の住宅を旧○○として残していますね。三芳町の旧島田家住宅とか、清瀬市の旧森田家住宅とか。
あがって良いとのことで、中を見てきました。
まず目につくのがこの梁です。自然の大木の曲線をうまく利用しているあたりが匠の技なんじゃないかと思います。
明治20年代初めに練馬区中村に建てられた民家を平成19年に解体し、平成22年にこの地に移築復元したとのことです。ということは、こういうものを今も組める職人がいらっしゃるということなんですね。
鬼ごっこができるような家の広さはうらやましいです。でも、こんな広いと冬の暖房はどうしていたんだろう、なんてコスト面ばかりが気になってしまいます。
家の外には井戸もありました。ポンプを動かすと水も出てきます。でも、雑司ヶ谷霊園の井戸のように本物ではないみたいで、動かした後に井戸の下で「シャー」って水道の音がします。さすがに井戸を掘ることはできなかったようです。水洗トイレの貯水槽のように、一定の水量より減ると自動的に水が補給されるのだと思います。
ふるさと文化館へ行った際には一緒に見てくることをお勧めします。
古い駅舎同様、古民家も大好きです。梁が剥き出しなのに魅かれてゾクゾクします
思えば、古い石造建築も好きだし、古い建物一般が好きみたいだ、と今自覚しました