先日、ふとしたことから今は亡き祖母の昔の言葉を思い出しました。「おわし」です。お金のことを意味します。「おわし持ってけ」みたいな感じで使ってました。

 そういえばこの「おわし」の語源は何なのでしょう・・・? 

 電車の中でしばらく考え、なるほど「お和紙」のことなのかな・・・と自己完結したのでした。ところが、念のため調べておこうとネットにアクセスすると・・・これはまったくの誤りでしたので記録しておこうと思います。

 私が「おわし」と聞いていたのがそもそもの間違いでした。正しくは「おあし」でした。漢字で書くと「お足」足がはえているかのようにあちこち動き回るお金をこう比喩した言葉らしいです。また、この「おあし」は女性が使う言葉でもあるようです。

 今どき「おあし」なんて使っている人は見かけません。改めて言葉は生き物かと感じます。今でも新語は出てきますが、昔ほどの重みは無いとも感じています。