前から気になっていた神奈中バスのツインライナーに乗ることができました。電車のように複数(と言っても2両ですが)の車両が連結したバスです。連結バスと呼びたくなりますが、連接バスが正式名称だそうです。その昔、筑波万博でも走っていたとか。
暗かったので外からの写真はありません。外観はぜひ神奈中のサイトをご覧ください。
事前に写真で見て長いな〜と思っていましたが、実物も実際長かったです。乗車中、対抗して来た別のツインライナーとスライドしましたが、少し苦労していたところを見ると、幅も普通のバスよりはあるのだと思います。
外からの見ると電車の連結器のように見えますが、車内はうまく床に埋め込まれていて電車のようなデコボコ感はありません。もしかすると、連結部分に立っていると面白かったのかな、と今更ながらに思ったりもします。
エンジンは普通のバスと同じで後ろの車輌の後ろのほうにあります。何となく普通のバス1台の後ろの車輌を連結しただけかと思ったら、それは間違いのようです。連結はしていますが、これは分離できない連結なんですね。よくよく考えたらそれはその通りで、あれだけの長さが一両だと日本の道は曲がれないでしょう。
一番楽しみにしていたのが、曲がり角。さぞかし、大きく頭を振るのかと思っていたら、これも間違い。普通のバスとさほど変わらない曲がり方で曲がれるように見えました。連結しているがために、トラックのような内輪差が発生しないようです。うまくできていると感心した次第です。
久しぶりにバスで興奮しました。きっと、運転手さんもツインライナーは運転が楽しいのではないかと思っています。
現役バス運転士の当局がやってきましたよ!?
大漁満載路線でバスの運行台数を増やすと人件費が嵩むので、連接バスは道路の条件がよく煩雑な行政の手続きさえクリアーできれば会社は車両価格が割高でも入れたいところでしょうね。
運転士としては運転面白いかもしれませんが、メチャクチャ気を使うでしょうね。誰が最初にぶつけるか、みんなビクビクしてますよきっと(^_^;)。
このタイプはエンジンが車両最後部についているので、エンジンの音や振動が運転席に伝わりにくく、エンジンがいまどれくらい回っているかをいちいち回転計見ないと判らないかもしれません。
最近の新形式のバスはエンジンの静粛性、車内防音・防振性がいいのでこれから夏場で冷房をガンガンかけて停車していると、運転席ではエンジンがかかっているのか止まっているのか判らないほどです。
ウチの富士見町団地線にも観光バス並みに長い特注品の路線バスが入ったばかりですが、連接バス欲しいですね、でもリストラされたら困るから組合には絶対要らないと言っておきます。