福島へ旅行してきました。

 クラブツーリズムが福島県とタイアップして企画されたバスツアーです。1泊4食ついて、安達太良山、浄土平、五色沼、鶴ヶ城、武家屋敷、飯盛山、喜多方、大内宿、塔のへつりとあちこち回ってくれて15,000円。かなり、お得感があります。

 福島と言うと原発の放射線のイメージがあってそれだけで避けようとする人は多いとは思います。ただ、あまり放射線を気にしすぎるのは個人的にはどうなのかなと思っています。もちろん放射線の影響がゼロなわけはないので下手な事は言えませんが、気にしすぎるとストレスになって逆に体に悪いようにも思います。今回行った場所は福島県内とはいえ、原発からの距離は仙台と同じくらいです。福島と言う名前だけで判断するのも大きな間違いです。

ホテルには警察車両

 とはいえ、被災地であることはあちこちで感じました。

 裏磐梯ロイヤルホテルと言う大きなホテルに泊まったのですが、駐車場には警察車両がたくさんありました。私が確認できただけでも宮崎、鳥取、志賀のものがありました。最初は、被災地支援の合間に息抜きに来てるのかなと不謹慎なことを考えてしまいましたが、ここが支援の定宿となっているようです。

 館内を見ると、浴衣を着ず、鍛えられた体つきをした人たちが関西弁で会話しているので、彼らが警察関係者であることはすぐに確認できました。

朝早くに出動

 朝6時少し前に起きて外を見ると、既に一部の方々が出動していく所でした。支援者向けの宿が足りないと言う話は聞いていましたが、こんな離れた場所にも泊っているとは思いませんでした。

 遠く地元を離れてお盆も無く働いている警察官たちがいるんですね。本当にお疲れ様です。

大熊町民へのお知らせ

 ホテルには支援者だけでなく、避難住民もいらっしゃるようです。大熊町の皆さん向けのコーナーがありました。大熊町といえば福島の第一原発がある場所で、当然警戒区域になっています。保護されたペット一覧なんて冊子も置かれていました。

テレビにはこんな情報も

 また、テレビを付けたら普通の番組を囲むように「原発情報」なんてテロップも流れていました。

 やはり、原発の影響はもう無くなったというのはウソになります。ただ、だからと言って観光を控えるのはどうなのかなって思ってます。五色沼の売店の方の話だと例年のこの時期だと1900台くらいはバスが来ているそうですが、私たちのバスが109台目だとか。つまり、例年の1割も観光客は来ていないということになります。これでは、復興しようにも収入に困ってしまいます・・・。

 例年であれば混雑している観光地が今ならゆっくり見て回ることができます。旅行を考えている方は、被災地復興という観点からも場所を選定してみると良いと思います。

 今回行った先々の話は少しずつ紹介していく予定です。