蛇窪方

 JRの大崎駅にて湘南新宿ラインを待っている時のこと。ふと上を見上げると信号機らしきところに「蛇窪方」の文字を発見。なんか、中国マフィアのような怖そうな文字です。聞いたことの無い言葉に一瞬、思考が止まります。

新宿方

 振り返ると、反対側には「新宿方」の文字を発見。となると、どうやらここに書かれている文字は「地名」+「方」のようです。でも、蛇窪なんて地名聞いたこと無いですね・・・。

 こういう時はスマホでネット検索です。便利な世の中になりました。答えはすぐにヒット。どうやら、この先にある(あった)蛇窪信号所というものの蛇窪だそうです。とはいえ、そもそも「蛇窪」なんて地名は聞いたことはありません。でも、これもすぐにネットに答えがありました(「「蛇窪」という地名が消滅する過程で、地名の保存とは何かを考える」を参考にさせていただきました)。その昔の、品川区のこの辺りの地名だそうです。昭和初期に神明という地名に改名されたとか。

 昭和初期に無くなった地名が、今でもひっそりと残っているところに時代のつながりを感じます。