「ABCの歌」というのがあります。「A、B、C、D、E、F、G・・・」とアルファベットを歌い上げて行く曲です。日本の子供でも歌える人が多いと思います。これについて、しばらく不思議に思っていたことがあります。「L、M、N、O、P」の辺りの歌い方です。

 私が子供の頃の歌い方は「ABCDEFG」の次のフレーズは「HIJKLMN」で一区切りでした。

 ところが、大人になってから聞いたABCの歌では「ABCDEFG」の次は「HIJKLMNOP」とPまで一気に歌い上げるものでした。「LMNOP」のところがつながっていて「エレメノピー」のように歌います。

 ずっと気になっていたので最近、Youtubeで「ABC Song」で検索し出てきたものを片っ端から聞いてみました。アルファベットの後の「Now I know my ABC...」のフレーズの辺りなどは亜流があるものの、「エレメノピー」はほぼすべてが「エレメノピー」でした。1つだけ「エルエムエヌ」のものがありましたが、少数派とも呼べないほどの数です。

 この差はなんなのでしょう?

 勝手な想像ですが、ABC Songが日本に持ち込まれた時に「エレメノピー」だと日本人に歌えないので「エルエムエヌ」にされたのではないかと思ってます。

 最近の日本の子供たちはどちらで歌っているのでしょう?