涙橋1

 立会川にかかる浜川橋です。京浜急行線の立会川駅からすぐの場所にあります。この橋はまたの名を涙橋(なみだばし)と言います。

 そして、この橋は先日ご紹介した鈴ヶ森刑場と関係があります。

涙橋から見た立会川

 涙橋から立会川を見るとこんな感じ。護岸はコンクリートで固められて先には堰のようなものも見えます。でも、この橋の歴史は長く、橋の横にあった案内板によると1600年頃にかけられたそうです。関ヶ原の戦いの頃ですね。

涙橋2

 江戸から鈴ヶ森の刑場に連れてこられる罪人の親族は、密かにここで罪人を見送ったそうです。涙を流しながら。そして、付いた名前が涙橋。東京の反対側にあった小塚原刑場に行く際に渡った橋も泪橋と呼ばれていたそうです。

 歴史的経緯のある地名は後世に残していきたいです。