血圧計

 先日、病院でインフルエンザ認定を受けた際、お医者さんから「高血圧?」と聞かれました。「いえ、言われたことはありません」と答えたものの、気になるのでオムロンのHEM-7200という血圧計を買ってみました。

 いつも測り忘れてしまうことを除けばなんら問題なく使えているわけですが、どうしてこれで血圧が測れるのかわからず悶々とした日々を送っております。

血圧計2

 1枚目の写真の左にある腕にまく帯をカフと呼びます。そして、セッティングはこのカフから伸びたパイプを本体に差し込むだけです。

血圧計3

 何となくカフの中に血圧を測るセンサーがあって、この接続口から電気的に信号を取り込んでいるのかと思ってました。でも、どうみてもそうではありません。単に空気で加圧するためのチューブです。

 血圧の測り方はその昔のお医者さんや看護師さんがやっていた測り方と今の機械測定とでは違うようです。その昔はカフの間に聴診器を当てて水銀柱で圧力を見ていたかと思います(先日のインフルエンザ認定の際にはお医者さんにこの懐かしい方法で測られました)。これはコロトコフ法といって、血管から聞こえる音を頼りにしています。

 これに対して今の自動血圧計はオシロメトリック法といって、脈波と呼ばれる心臓の拍動に合わせて起こす血管壁の振動を検出するらしいです。こちらはカフ自体がセンサーの役割を果たすので、やはりカフから本体に何かしら情報を伝えていると思うのですが・・・。試しに測定中にチューブを叩いたりしてみましたが、測定結果に特に変化はありませんでした。

 ということで、相変わらず原理不明のまま血圧を測り続けているのですが、気になっちゃって血圧が上がりそうです。