
7年程前に「秋津駅から新秋津駅乗り換えのワナ」で駅の案内板の残念な部分を紹介しました。そちらをさっとに読んでいただいてからこちらを読んでいただいた方がわかりやすいです。
実はあの記事を書いた直後に案内板が新しくなりました。ところが、分かりにくさは変わらず、上記の写真の通りです。いつか書こうと思っていたら7年経ってしまいました。
初めてこの駅を利用する方でしょうか、今でも間違われる方を頻繁に見ます。武蔵野線に乗り換える方が電車を降りたところでこの案内を見たら、やはり多くの人はこの階段を上ってしまうのです。
最近反対側のホームにもトラップがあることに気づきました。それがこれ。

この写真の左側にあるエスカレータで反対側出口に向かうのが武蔵野線乗り換えの正しいアプローチです。ところが、「武蔵野線」の文字とこの矢印だけを見ると写真の左奥にある北口を出てしまいそうです。
なんでわかりにくいのか考えてみました。案内板に頼る方はその駅が初めてや不慣れな方です。概してそのような方はホーム上での東西南北の感覚がありません。だから、北口とか南口とか言われてもピンと来ず、矢印だけが頼りになるからだと思っています。つまり、ポイントは矢印の描き方だけ。
昔、愛知万博に行った際に初めての駅から電車に乗ることになりました。万博来場者でホーム上は大変混雑。駅員さんが必死でアナウンスしてくれてましたが、残念ながら伝わってませんでした。「先頭方面が空いてます」ほとんどが初めての乗客なので、誰もどちらが先頭なのかもわからないのでした。
情報の受け手が知っている前提知識に基づいて情報提供しないとダメってことですね。
ただ、それに気がつくかどうかですね。
自分は方向を東西南北で言われてもわからない人間です。
例えば「建物の東側のドア」とか、あの道を西方向に進む」などです。
まあこれは方向音痴とも言いますけど (-_-;)