プラセームとプラセーヌ

 使い続けたプラスセームが30年近く経ったので、プラスセーヌに買い替えました。ところが、いざとなったら前のものを捨てられずになってしまい、せっかくだから2つ使っていこうかと思っている今日この頃です。

 プラスセームとかプラスセーヌって何って方もいるかと思うので簡単に説明すると洗車の後の拭き取りに使用する布です。その昔は、セーム革なんて呼んでた記憶があります。

 初めて買ったのは30年近く前。カネボウのプラスセーム(PLAS CHAMOIS)という製品でした。3,000円近く出したような気がします。それまでの洗車後の拭き上げといえば要らなくなったタオルでした。タオルのままでも困らないところに買ったわけで、高い買い物をしたと思ったものです。でも、こうして便利に30年使ってきたのですから十分元は取ったかと思っています。

 その後、カネボウの製品のままで製品名がプラスセーヌ(PLAS SENU)に変わったようです。シャモア(CHAMOIS)はセーム革を採取する動物のようですが、プラセームは実際には人工物なのでクレームでもあったのでしょうか。推測です。

 さらにこのプラスセーヌの取り扱いはカネボウからアイオンへ引き継がれ、今に至ります。今回買ったものはAmazonで1,100円でした。素材や包装、サイズは変わらないものの、値段だけは下がってきているようです。

 プラスセーム時代の説明が「洗車後のふきとりに 60ミクロンの微細気孔で吸水性No.1」であったのに対し、現在のプラスセーヌが「洗車後の水分拭き取りに 60ミクロンの微細気孔で驚異の吸水力」です。簡単にNo.1とか広告文句に使えない世相を感じさせます。

 写真の通り並べると30年の違いがあるようには見えません。30年後にまだ生きていられたら3つめを買おうかと思っています(笑)。

 洗車といえば、最近ワックスをかけてる人は見かけなくなりましたね・・・。昔は、カルナバ蝋がどうのとか、こだわりの言葉がよく聞かれた気がするのですが・・・。