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 谷津干潟つながりで話を進めてしまうと、その昔東京湾の海岸線にあった干潟を飛行場にしてしまった人たちがいたそうです。そんな話を稲毛海浜公園の中にある稲毛民間航空記念館で見てきました。

稲毛民間航空記念館

 所沢市が軍の施設として国内初の飛行場ができた場所であるのに対し、こちら稲毛海岸は国内初の民間飛行場です。

 代々木の練兵場で外国製機体による初飛行が行われたのが1910年。その翌年には所沢に飛行場が作られました。そこで国産飛行機の初飛行を成し遂げたのが奈良原三次氏でした。その後、所沢では軍による航空研究が進みますが、既に海軍を退いていた奈良原氏はやりにくくなっちゃったようです。そこで思いついたのが稲毛海岸の砂浜を飛行場として使用することでした。

 パイオニアと呼ばれる人たちの発想はいつの時代にあっても壮大です。