トロッコ 夏、福島の親戚の家に遊びに行った際、猪苗代湖の近く磐梯熱海にあるここ、高玉金山に行ってまいりました。ここはかなりお勧めです。左の写真にあるようなトロッコに乗って長い坑道を進みます。正直なところ、このトロッコの往復だけでも料金分は元を取ったなという感じです。
この高玉金山、実は佐渡の金山なんかよりも金の採掘量は多いそうです。それなのにどうして有名じゃないんでしょう。どうやら、この金山は代々、いわゆる隠し金山という位置付けで採掘されていたため、有名にならずに今日に至っているようです。
坑道入口 地元の人もあまり行かないようで、まず車でここに到達するまでが苦労しました。カーナビで高玉金山と入力すると出てくることには出てくるのですが、あろうことか高速道路上のある地点を目標値に設定してしまい、カーナビのナビゲートに頼ることはできませんでした。さすが隠し金山です。現代の技術をもってすら対応できません。仕方が無いので地図を頼りに高速道路の側道を探すのですが見つかりませんでした。あきらめて帰ろうとしたところ、やっと見つけましたのが路上の小さな看板。矢印と「高玉金山」とだけ書かれた20cm X 50cmくらいのプレートです。このプレートは、曲がらなければならない曲がり角毎に立っているのですが、雑草等で隠れていることもあって、見落としやすくなっています。隠し金山を見つけるのはとても大変なんだなあと思います。途中、車のすれ違いはできないような細い道を通ったりして、それでもなんとか現地に到着することができました。現地は確かに高速道路のすぐ横で、カーナビが騙されてしまったのも納得できました。
採掘現場 夏でも鉱山の中は寒いです。トロッコが坑道から出てくる時に冷気も一緒にでてくるようで、それはそれはスモークのたかれた舞台のような神秘的な光景でした。トロッコに乗ると坑道のかなり進んだところまで連れて行ってくれます。そこからは鉱山の中を歩いて説明を聞くことができます。「ここから上に○○メートル掘られている」なんて話をしてくれるのですが、そのスケールたるや人間ってすごいんだなあと素直に感心してしまいます。どんなものが見られるかについては行ってのお楽しみとしたいと思いますが、ここはホントお勧めです。